2008-07-17
2008-07-15
2008-07-08
富士山 VS 羊蹄山
先週登ってきた羊蹄山。ツアーに参加されたお客様が、山頂部のお鉢を見て「まるでミニ富士山」と感想をおっしゃっていました。富士山未登の私は、そうか富士山とそっくりなのか、さすがは蝦夷富士と呼ばれるだけのことはあるなあ、と脳天気に聞いていました。
それから数日。じゃあいったい富士山と比べて羊蹄山はどのくらい小さいのか、それが気になりだしてしまい、調べてみましたカシミールで。そうしたら・・・
お鉢の最外周の距離は 羊蹄山の方が長い という驚きの結果が!同じ縮尺の下図を見比べると一目瞭然です。富士山は日本最高峰だから当然お鉢も大きいはずと無邪気に思い込んでいましたが・・・。やるじゃん羊蹄。

数字で見ると以下の通り。
| 富士山 | 羊蹄山 |
お鉢1周の歩行距離 | 2.5 | 2.7 |
お鉢1周の累積標高 | ±139 | ±212 |
登山全行程の歩行距離 | 14.7 | 15.0 |
登山全行程の累積標高 | ±1680 | ±1760 |
標高(m) | 3775.6 | 1898 |
お鉢1周の距離だけでなく、累積標高でも羊蹄山の方がはるかに大きい数字が出ています。つまり山頂部をぐるりと一回りするには、富士山よりも羊蹄山の方が疲れるということです。
さらに登山口から歩き始めてお鉢を回って下山する全行程で見比べても、ほとんど差が無いとはいえ、ことごとく羊蹄山の方に大きな数字が出ています。登山対象として見ると、富士山と羊蹄山はほぼ同じ程度の山であると言えるかもしれません。
もちろん標高は富士山が倍近く高いので、見える景色も違えば空気の薄さなんかも違うわけで、この数字だけを見て全てを判断することはできません。でもやはり道産子としては、「富士山より羊蹄山のお鉢の方が大きいんだぜ!」というのに気持ちよさを感じてしまうわけです。
だからもう、蝦夷富士なんていう無駄にへりくだった言い方はやめにしましょう。和人の歴史的には「後方羊蹄山」という立派な名前がありますし、アイヌの歴史的には「マッカリヌプリ」という素敵な名前があります。なんなら富士山のことを「内地マッカリ」とでも呼んだらいいのかもしれませんよ。
2008-07-07
最盛期突入
7月に入り、スタッフノートの更新はおろかパソコンの前に座ることすらできない日が続いています。今年も忙しい夏が始まったなあ、としみじみ感じてしまいます。書きたいことはたくさんあるのですが・・・。
2008-06-22
2008-06-19
初ギンザンマシコ
6月17日、天塩岳からの下りのハイマツ帯で、今年初となるギンザンマシコにお目にかかることができました。ハイマツのトンネルを通っているときに、脇から飛んできてすぐ前の枝に止まったのです。ほら。
あれ? いない?カメラを取り出してファインダーを覗く直前まですぐそこに止まっていたのですが・・・
拡大してよく見ると、やっぱりいました。なんとなくわかりますよね?枝の向こうの赤いヤツ。ギンザンマシコのオスでした。一緒にいたお客様はギンザンマシコを初めて見た、とのことで大変お喜びです。思っていたより大きいと感想をおっしゃっていました。
上の写真だけではあまりにヒドいので、今年2番目のギンザンマシコ写真をどうぞ。6月19日化雲岳直下のハイマツ帯で出会ったオス。オリーブ色した雌とつがいで登山道の上にいましたが、私が近づいていくと、まずメスを逃がして、その後見通しの良いところで見張りを始めました。
これからの高山帯では比較的目にしやすいギンザンマシコです。
2008-06-17
雛鳥の受難
樹林帯でよく目にするエゾライチョウ。本州のライチョウより一回り小さく、夏冬で換毛しないのが特徴です。いまちょうど子育ての時季のようで、小さな雛鳥を5~6羽連れて歩いている姿をよく目にします。
人間が近づくと、親鳥が人間の目を惹きつけている間に、雛たちは一斉にピヨピヨ小さな羽をばたつかせて飛んでいきます。見事な連係プレーです。でも、それがうまくいかないと・・・
たった一羽逃げ遅れてしまった雛鳥が、手を伸ばせば届く距離の枝先でプルプル震えています。地面から水平方向に飛んでいけば逃げられたものを、垂直方向に飛んでしまったものだから、もうまさに顔の高さになるわけです。時折、身を隠すかのように首をすくめる仕草が胸を打ちます。
一方、親鳥は何をしているかというと・・・。やや離れた木の枝に止まって思案顔。ジッとこちらを睨んでみたりするものの、枝の上をウロウロするだけで何をすればよいかわからない様子。焦る気持ちはよくわかりますが、イジワルして敢えて立ち去らず、この親子がどうするのか観察することにしました。この状況を打開するのに、ライチョウ親子はどうするのでしょう。
はたして。2~3分経ったころ、不意に雛鳥が親鳥の方向に飛び立っていきました。ぴよぴよぴよ。さっきまであんなに震えていたのに、きっとありったけの力を振り絞って行ったに違いありません。親鳥が助けてくれない以上、自分の力で生き延びていかなければならないと、身をもって知ったことでしょう。本当の天敵に襲われた際には、ぜひ今回の経験を活かして欲しいものです。
2008-06-09
手術
早朝、右手がむず痛がゆく感じました。何気なく目をやると、そこにはなにやら黒い粒。こんなところにカサブタなんてあったかな?徐々に目の焦点が合っていき、細部まで見えるようになり、するとその黒い粒には足があって・・・。え、足?
って、これ「ダニ」じゃないですかー!
肘の裏側の柔らかい部分に頭をめり込ませ、私の大切な血を吸ってどす黒く膨張したお腹から数対の足が出ています。昨日笹を漕いだときに付いたのでしょうか・・・。
さて、このがっちり食い込んだダニをどうするか。人によってはピンセットを使って自分で取ってしまうとも聞きますが、生来不器用でしかもきき腕に食いつかれている状況では、そんなチャレンジをする気にはなりません。失敗すれば、口の部分だけが残り炎症が起こる危険があるとか、まかり間違ってダニの体を潰してしまうと体液が逆流して感染症の危険があるとか、なんとかかんとか。
おとなしく朝一番で皮膚科に行きました。お医者さんはダニを見るなり深刻な顔をして、「手術です。肉ごとダニをえぐり出します」。手術!えぐり出す!!言葉だけ聞くとものすごいことをされそうな感じです。ベッドに横になって腕を伸ばし、麻酔を打って消毒して、彫刻刀の丸刃を二枚向かい合わせたような道具で、ぐりぐりぐり。くりぬかれた傷口は、開かないように二針ほど縫います。最後に、取ったダニを見せてもらい、診察室を後にしました。
今までダニに食われたことがなかったので知りませんでしたが、結構大事になるものなんですね。これから低山や薮漕ぎするときには気をつけることにします。病院での処置自体は短時間で済んでも、その前後の待ち時間やらで確実に半日潰れてしまいますから・・・。
2008-05-30
とりあえず復旧?
あまり時間がなかったので細かいところは確認していませんが、とりあえずHP復旧したはずです。
これから日曜日夜まで点検できませんので、また障害が発生した場合は悪しからずご了承くださいね。
HP不調
現在、山楽舎BEARのHPへアクセスできない状態となっています。
原因はなんとなくわかっているのですが、日曜日の夜まで対処できない環境です。
ご迷惑をおかけしますが、復旧するまでしばらくお待ちください。
2008-05-26
燃料を消費する日々
この季節は夏山求めて遠くの低山に通う日々です。片道100km超は当たり前、往復300km以上になることも多々あります。そうなると当然燃料代もかかるもので。
こまめに給油しているからというのもあるのですが、今週は5回もガソリンスタンドのお世話になってしまいました。3日連続で行ったときなんかは、こんなに化石燃料を燃やしていいものかと自問自答するとともに、レシートに印字された金額をじっと見つめざるをえませんでした。この原油高のご時世、ガソリンスタンドにとっては、お得意様・上客なのでしょうけど・・・。
仕事柄長距離移動は仕方ないとはいえ、なんとも心苦しく財布も苦しいものです。
2008-05-25
トドマツの新芽
ウドやタラなどの新芽は山菜としても人気がありますから皆さんよくご覧になっていると思います。では、トドマツの新芽はどうでしょう。それと意識して見たこと、ありますか?
トドマツの新芽で特にカワイイのは、新芽を守る赤い殻。枝の先端に複数まとまってつき、朱色っぽいものから花と見まごう鮮やかな赤のものまであります。徐々に徐々に大きくなっていき、そしてパカッと割れて、中から出てくるのが、
これまた鮮やかな若草色の新芽。 いかにも活力に満ちた色で、イキイキと輝いています。
上の写真は5月24日撮影(標高1000m)、下の写真は5月25日撮影(標高200m)。標高によって発育状況が異なるのも面白いものです。
今度山に行ったら、トドマツの枝先に注意してみてください。とってもキュートですよ。
2008-05-24
ささやかな気持ち
ツアーで片道2~3時間かかる遠くの山に行くときには、途中休憩に道の駅をよく利用します。トイレを利用させてもらうのはもちろん、その土地ならではの“もの”を物色するのも楽しみの一つ。たとえばこれからの季節は、地物の新鮮な野菜が安く手に入りますし、ご当地ソフトクリームなんかも食指が動きます。
今日は東大雪の帰りに南富良野の道の駅に寄り、こんなものを買ってきました。
平飼いにわとりの卵で作ったプリンです。
“平飼い”という言葉も魅力いっぱいですが、それ以上に瓶に施されたヒヨコの装飾がたまりません。私のファンシー欲を刺激しまくりです。気がつけばヒヨコ2羽を握りしめ、レジへと向かっていました。
ツアーで遠くの山に行くとしても、ガソリンは旭川で入れお昼や行動食も旭川で買うというのでは、その地域には何も残すものがありません。ただトイレを使いただ山を歩いて下りてくるだけでは、場合によっては迷惑になる可能性だってあります。
山への感謝や山を維持管理してくれる人への感謝の気持ちを込めて土地のものを買う。それは、もしかしたら登山者のマナーの一つなのではないでしょうか。
私が買えるものなんてほんのささやかなものですが、これからもできるだけ地域の物産を買うようにしたいものです。
2008-05-16
社会科見学?
2008-05-15
標高1900mのハート
日焼けヒリヒリ
昨日・一昨日と泊まりで山に出かけてきて、帰ってきてお風呂から上がったら、顔がヒリヒリで痛いのなんの!鏡を見ると顔が赤黒く焼けていました。
二日通じて確かに行動時間は長かったのですが、さほど太陽が照っていたわけでもなく、どうしてこんなに日焼けしたのやら・・・。たしかに、この季節は紫外線そのものも雪の照り返しも強いのでしょうけど。
黙っていても痛い日焼けなんて久しぶりのことで、ちょっと驚いてしまいました。
2008-05-10
お行儀良く座って
皆さんご存じ、ウサギの足跡。雪山ならどこででも見かけるなじみ深いものですが、 今日はちょっと面白いものを。
大雪原にウサギの跳ねてきた跡が一直線に並んでいます。調子よくピョンピョン跳んでいるなあ・・・と思いながら目で跡をたどっていたら。
あれ。左からやって来て、ここで立ち止まっている。一番右の小さい点は揃えた前足の跡。なるほど、ウサギはここでお座りしていたようです。座った跡がこんなにはっきり残っているのは珍しいですね。さらによく見てみると、後ろ足の間になにやら茶色いものが・・・おお、これはフンではないですか!
つまりウサギは、たったか走ってきて、ここでお座りして用を足して、そして再びたったか走り去っていったわけです。
それにしてもなんとお行儀の良いこと。ウサギのフン自体はよく目にしますが、フンをする時の足跡つきというのは初めて見ました。
2008-05-09
タヌキと出会う
タヌキとキツネ。何かとペアで語られることが多い動物ですが、キツネが車道や山の中でよく見かけられるのに比べて、タヌキと出会う機会はそうそうありません。たまに車の中から見かけても、とても写真を撮るまでの余裕はないものです。
今日林道で出会ったタヌキ。お互い存在に気づいた時には、まだかなりの距離がありました。警戒するように立ち止まったので、素知らぬふりで目をそらすと、とことここちらへ向かってきます。また目が逢うとピタッと立ち止まるので、再びしらんぷり。すると、シメシメ、また近づいてきやがります。その間に何気なくカメラを用意。電源を入れてズームアップにして。三度立ち止まったところで激写。
もう私を無害と判断したのでしょうか、その後は真っ直ぐこちらへ向かってきます。そのまま足の間でも通っていくのではないかと思うくらいでしたが、そこはやはり野生の動物。私まで後2mほどのところまで来て、その距離を保ったまま半円を描くように通り過ぎていきました。その様子↓
面白いもので、そこまでは堂々たる態度で歩いていたタヌキが、私に背中を見せた途端勢いよく駆けだしていきました。これも野生の本能なのでしょうか。
タヌキが行ってしまった後で見つけた、できたての足跡。一つ一つはキツネと似ていますが、全体のラインがまるで異なります。キツネはもっと一直線に並ぶのですが、こちらはキレイに波打っています。なるほどなるほど。今日歩いたのは、普段絶対に来ないような標高の低い林道。たまに来てみると面白い出会いがあるものです。













