2006-05-22

今年の花は遅かった

こんな感じで最高の天気に恵まれたアポイ遠征。6時間ものドライブの末に雨だと、さすがに悲しいものがありますから。晴れてくれて良かった・・・。

ところが、肝心のお花が今年は遅いとか。なんでも5月に入ってからも山頂に雪が降ったくらい気温が低かったそうで。一日中ヒダカソウのお守りをされている監視員の方によると、去年より1週間ほど遅れているとのこと。五合目以降で目立った花は、アポイタチツボスミレ・サマニユキワリ・アポイアズマギク・ヒダカイワザクラくらいでしょうか。

お目当てのヒダカソウは、去年と同じいつもの場所に去年より寂しく一輪だけ咲いていました。登山道からやや離れた場所に咲いていますから、多くの登山者が入れ替わり立ち替わり、その一輪を眺め撮りしていきます。盗掘で採りつくされたヒダカソウは、いまや全生息域で190株くらいしかないといいます。この可憐な花を見るとき、私たち登山者はその数が示す意味を考える必要があるでしょう。

ともあれ。大雪山がまだ雪の中にあるこの時期に、アポイでは雪のない登山道を歩くことができて、何種類もの花を見ることができます。往復12時間、はるばるアポイまできた甲斐はありました。

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