2011-04-07

高曇りのイルムケップ山

週末ツアーの下見にイルムケップ山へ行ってきました。

イルムケップ山を含む音江連山は複数の国道・道道にぐるりと囲まれているので、雪のある時季ならどの方向からでも登ることができます。自由度は高くルートを考えるのは楽しいのですが、現実的にどこか一つ出発点を決めるとなると一仕事でした。国道・道道から山腹に向かっていくつもの道路が入り込んでいて、ざっと地図を見るだけでいくつものアプローチが考えられる一方、それぞれの道路がどこまで除雪されているかは行ってみなければわからないからです。昨年は道路状況を調べるためだけに一日使って下見したほどです。

昨年目星を付けておいた出発点はここ。今年も同じ箇所まで来ることができました。正面に山頂部が見えています。

10分ほど林道をたどって尾根に取り付きます。イルムケップ山南東尾根、ということになるのかな?針葉樹の向こうに目指す山頂。

数日前のものと思われるスノーシューの跡がありました。他にスキーやらスノーモビルやらの跡も残っていたので、ここは結構使われているルートなのかもしれません。

前半は植林と思しき針葉樹林帯の林道を進み、

後半はダケカンバの目立つ広く緩い尾根を登っていきます。

気がつけば背後に景色が広がっていました。表大雪が思いの外近くに見えます。

標高点806mに立つと山頂は目の前。ここからはほとんど平らな稜線歩きとなります。

高木のほとんどない山頂部。夏には背の高い笹で覆われていて、刈り取られている方向だけ景色を眺められるのですが、さすがに雪の時季はどこでも見放題となります。

移動することなくほとんど360°の展望を得られます。三頭山から始まり、天塩岳、北大雪・表大雪・十勝連峰・芦別岳・美唄山・ピンネシリ・暑寒別岳。唯一ポロシリ山だけが木に遮られているくらいで、その他の山々はきれいに見渡すことができます。見事です。

とても暖かく穏やかな天気でしたが、山頂に着いた途端強い南風が吹き付けてきました。写真だけ撮って早々に退散することに。帰りは一本北側の尾根を使ってちょっとした周遊にしました。

日曜日のツアー本番には今日以上の展望が見られるといいですね。

2 件のコメント:

もっち さんのコメント...

素晴らしい展望のようですね。
平野の中の独立峰なので期待もてます。
360度の写真は拡大してもよく分かりませんでしたが。
やはり強風が吹いてましたか。

日曜日はまずまずの天候の予報。
期日前投票も済ませたし。
ただ、ちょっと足の具合が微妙・・・。

DOEI Takuma さんのコメント...

今日の登り所要時間は二時間弱でしたから、きっと大丈夫ですよ。
ぜひどうぞ!