2006-02-19

五里雪中

ホワイトアウト:吹雪や霧で視界が極端に悪くなる状態(広辞苑)

無駄と知りつつ写真を撮ってみました。見事に真っ白。何も見えません。四方八方この写真に取り囲まれたのが、いわゆるホワイトアウトです。今日の姿見ツアーは、終始こんな真っ白な中を歩いてきました。ほんの10m先にある建物ですら見えなくなるほどですから、この白い闇の凄まじさがわかります。

こういうとき絶対信じてはいけないのは、自分の感覚。まっすぐ歩いているはず、とか。目的地はこっちの方向にあるはず、とか。そういうのはたいがいは思いこみに過ぎません。たとえば、スキーで滑っているときにホワイトアウトに遭うと、滑っているか止まっているか、そんな簡単なことすら判別がつかなくなります。まして、距離や方角がわかるわけがあろうか。いやない。

頼りになるのは、地図とコンパスです。正しく使えいさえすれば必ず目的地に連れて行ってくれます。ありがたやありがたや。年に何回か、今日みたいな日に、本気になって地図とコンパスを使って見るのも緊張感があっていいものです。

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