
雪の斜面を尻滑り。ある程度傾斜がある斜面をみつけると、思わず腰を下ろして滑り降りたくなってしまうものです。残りわずかとなった尻滑りシーズン。存分に楽しみましょう!
写真:尻滑りインストラクター佐久間弘による尻滑りデモンストレーション
車で行けるのは樽真布ダムまで。その先はまだ除雪されていません。尾根取り付き地点まで2.4kmほど林道をたどります。
初めてポロシリ山が見えたら、そこが尾根の取り付き。標高132m。山の上を流れる綿雲がきれいですね。あそこまで登りますよー。
じっとしていても暖かで、歩いていると暑い感じ。雪解け水が勢いよく流れています。
急斜面では全層雪崩の跡。ポロシリ山の東面には急斜面が多く、あちこちに雪崩た跡がありました。ルート選びは地形図を慎重に読んで。
標高259m・296mとたどって572mに到着。一旦平らになり、細い吊り尾根を渡ります。向かって右側斜面に着いた雪が今にも谷に崩れ落ちそうでした。
山頂は平らで広い!木もまばらで景色を楽しむには良いですね。
一番良く見えるのは三頭山方面。大雪山も見えるようなのですが、今日は遠くが霞んで隠れています。
登り所要2時間。 体力的にはお手軽な山と言えるでしょう。それでこの景色なのですから、また来たくなります。
帰りは一つ北側の尾根を使って下りました。


2時間半弱で登山口に到着。林道には除雪は入っていないものの、標高180mくらいまでは車で行くことができました。ゴールデンウィークのツアー本番にはもっと高いところまで行けるようになるでしょう。ここから山頂までは3時間から4時間くらいかかるかな?雪が多くなるところまでスノーシューを手に持って、いざ出発。
出発から1時間。姿を現した浜益御殿。青空の下で見る山はいつだってきれいです。
道半ば。スノーモビル乗り入れ禁止の告知幕をくぐって。
なんだか雲行きが怪しくなってきましたよ。さっきまで暑いくらいに降り注いでいた陽射しはどこへ?日本海をバックに開けた視界の中を登り続けます。
山頂への最後の登り。雪庇にはくれぐれも気をつけて!
広く開放感のある山頂。所要3時間30分は予定通りです。浜益岳が間近に聳え、暑寒別岳がその後に陣取っています。増毛山地の綺羅星が一望の下。ただ、スタート直後には見えていた積丹半島や羊蹄山が雲に隠れてしまったのが残念です。まあ景色は本番に取っておくことにします。
日本海へ向かって下る道。終始景色を眺められ、往復15kmと長い割には疲れを感じませんでした。次回はぜひ晴れて欲しいものです。
歩き出しは当然雪の降りしきる中。景色は見えませんが、がんばっていきますか。
おお、あれはもしや大麓山ではないですか!朝の吹雪がウソのように青空が広がっていました!かなりの距離を歩いてぐったりとなりかけていましたが、これで最後の一登りをする気力が湧いてきましたよ。
最後の登りはダケカンバや、
エゾマツの樹氷を愛でながら。まさか今日こんな色の空を拝めるなんて・・・。全く期待していなかっただけに嬉しさもひとしお。
そしてついにようやくやってきたぜ大麓山山頂。下ホロカメトックがすぐ目の前に。
トウヤウスベ越しの十勝連峰。富良野岳を中心に。
帰り際、山部へ抜ける道すがら。夕日に染まった大麓山。あんな遠くまで歩いたんだなあ。がんばったがんばった。