2008-01-14

雪の威力

積雪の状態によって登り下りする時間に大きな違いが出てくるのが冬の山。雪が固く締まっていれば夏道よりも快適に歩けることもありますし、深い深い雪が積もっていればそれはそれは大変な労力をかけて歩かなければなりません。

たとえば噛伊尻。タカス峠から登る往復6km、累積標高390mという低山の場合。

昨年3月に歩いたときには、往復で3時間45分しか掛かりませんでした。うっすらと新雪が乗っていましたが、足が潜ることもなく、のんびり登ってゆったり下って、昼過ぎには下山していました。

ところが、一昨日。重く湿った雪が膝上まで積もり、一足ごとに力を込めなければなりません。登り下りに要した時間は6時間にもなりました。登りだけでもなんと3時間40分かかっています。

雪が落ち着いていない1月はどこの山に行っても苦労しがち。深い雪を楽しめる喜びと、深い雪にもたらされる疲労の間で揺れ動く季節です。

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