週末のツアーの下見に富良野西岳へ行ってきました。富良野スキー場のロープウェイとリフトを利用して高度を稼ぎ、楽々山頂を目指すという行程です。
富良野西岳は私たちにとって因縁の山と言えなくもありません。もう5年も前の話になりますが、登山届の不備でパトロールの方にスキー場外へ出るのを止められたことがあるからです。それ以来随分足が遠のいていましたが、ようやく再訪することとなりました。
今回はしっかりと登山届を作成して、ロープウェイ駅にあるパトロール詰所に提出しました。ただ提出するだけなのかと思えば、パトロールの方がお一人付いてきてくれて、スキー場外に出るのを見送ってくれるのです。おそらく他の利用者の方たちが真似して出て行かないようにするためなのでしょう。でも、お見送りなんてちょっとこそばゆい気持ちです。
立ち入り禁止のロープをくぐってスキー場の管理区域外に出ると、すぐに景色が開けて目指す富良野西岳が視界に飛び込んできました。写真右側から巻くようにしてほぼ夏道に沿って進んでいきます。
ルートは基本尾根伝いです。東側には雪庇が張り出していますので、やや西よりに。時には樹林に入って。
標高点1124mは乗越して、同1237mは夏道同様基部を巻いて。鞍部は木々がなく開けていて、目の前に富良野西岳山頂がこんもりと鎮座しています。
ここから先もほぼ夏道をたどるように。「たどる」と言っても、夏道がわかるようになっているわけではありません。当然深い雪の下ですから。歩きやすいルートをたどって登り、帰宅後GPSのデータを確認すると、結果的に夏道と重なっていたということです。最後はスノーモンスターの子供達の間を縫っての急登です。
登りきると山頂標識が見えました。おお、あれが富良野西岳。
山頂標識はびっしりと霜が着いていました。景色もそこそこ。遠くは見えませんでしたが、下界は眺められました。
振り返って布部岳方面。このまま奥まで進んでいきたい衝動にかられますが、それはまた今度。春のお楽しみにします。
夏道・沢コース方面。立派な雪庇ができています。こちら側から登ってくるのは大変かもしれません。
帰り際に見えた芦別岳!流れゆく雲の合間に一瞬山頂が見えたような・・・?天候には全く期待していなかったのに、なかなか恵まれた一日でした。本番もどうかお天気になりますように。
帰りは来た道をそのまま戻って、スキー場を一気に滑り降ります。山頂までの登りはスノーシューの方が向いているようですが、この下りの爽快感には変えられません。それにしても、スキー場を滑ったのなんていったいいつ以来でしょう?
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