2004-12-24

初スノーシュー

 東川町内で農村体験型観光ツアーを企画運営している「アグリテック」のNさんと彼の知り合いのSさんを案内して、旭岳温泉周辺の森をスノーシューで歩いた。今シーズン初めてのスノーシュー。
 ロープウェー駅舎の裏で積雪は2メートル弱、気温がひかくてき高かったので、雪が重いのではないかと予想していたが、実際には気持ちのいいパウダースノーだった。コースは通称「ワサビ沼コース」と呼んでいる、旭岳スキーコースとクロカンコースを結ぶ歩行時間2時間ほどの「初心者コース」だった。
 スキーコースを外れて深雪のなかへ入ろうとする地点で、いきなり圧雪車が立ち往生していて別の圧雪車が救出している場面に出くわした。それもそのはずで、コースを外れたとたんに股下から腰くらいまですっぽりと埋まってしまうほどの深さだった。
 「こんなに軽い雪は初めて」というSさんは、トップが雪を踏んでルートを作った上を歩いても、うまく足を運ぶのが難しいらしく、「途中でギブアップしたらどうなるんですか?」などと心細い発言をする。しばらく深雪のなかを歩き、ようやくクロカンコースに出ようとする直前で落差20メートルほどの斜面を利用して尻滑りに挑戦する。ここでも全身雪まみれになりながら必死の形相でようやくクロカンコースにたどりつく。服についた雪を払いながら「今夜はぐっすり眠れそうだ」と真面目な顔でおっしゃっていた。
 コースに出てからは、カモ沼、ワサビ沼をまわり、アカエゾマツの美しい森を楽しみながらビジターセンターへ戻った。人の気配を察するとすぐに飛び立つカモは相変わらずだったが、数が多く、バタバタと飛び立つさまはけっこう壮観だった。

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