2008-01-23

雪片ひらひら、班溪幌内山

嵐の前の静けさ、荒天の前の好天。束の間の晴れを堪能するために芦別市は班溪幌内山へ登ってきました。

道道4号新城峠から農道に入り、双葉学園と横市牧場の間くらいに車を停めます。通行の邪魔にならないように道路脇を除雪して、と。出発前の一仕事ですね。

歩き出してしばらくは雑木林を縫う緩斜面の登り。地形図にない小さな沢地形が、スキーにはちとやっかいに感じます。南二線川を横切り、標高点772m目指して尾根に取り付き。ひいひい言いながら高度を上げると、徐々にあたりの木々が雪化粧を濃くしていくようです。

見上げるダケカンバの見事さと言ったら!青空の下の白い雪と白い樹皮は、冬ならでは。

標高700mを超えたあたりで、ひととき山頂部を眺めることができます。ここからは、ゆるやかな疎林の広尾根が待っています。木々を眺めながらゆったりお散歩気分で。

周囲の広葉樹より一際背の高いエゾマツが全身にびっしりと雪をまとって立っています。広い尾根を見渡すと、あちらこちらににょきにょき。

平らで広い山頂。3時間強かかりました。さて、どんな景色が見られるかな?

おお!旭岳ではありませんか!雲に上下を挟まれて、ちょうど高山帯の部分しか見えていませんが、あれは紛う方なき旭岳。愛別岳もちらりと見えていますね。

トムラウシから十勝連峰にかけても見えそうな感じですが、その方面は雲に隠れています。山以外では、旭川市から東川町までがよく見えます。・・・我が家はあの辺かな?なんて探すのも楽しいもの。

下りは標高点580mの尾根をたどることに。スキーで快適に滑降!・・・と言いたいところですが、気持ちよく滑れたのは標高600mくらいまで。その先は、シールを貼り直すほどではない微妙な凹凸と、行く手を阻むように生える小低木に悩まされ、ぐったり疲れ果てました。こういう地形はスノーシューの方が合っているかもしれませんね。

ともあれ、登りごたえもあり、変化に富み、景色も上々の班溪幌内山。3月以降のツアーに使えるかな?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

エラク青空が広がってますね。
江丹別の午後はドンヨリしてましたよ。

白いエゾマツ、ちょっとした見物ですね。

旭川が見えるんだ。なんとなく尾根向うで芦別側って感じしてました。
ということは、旭川から班渓幌内山が見えるということ。
平らで難しそうだけど、あれ、って指差せたらスゴイですね。尊敬しちゃいます。

DOEI Takuma さんのコメント...

旭川は神楽山なんかの向こうに見えていました。
パルプの煙突も。

まあ東川・東神楽方面の方がすっきり見通せるんですけどね。