2012-02-07

湿雪に濡れる上江丹別

週末ツアーの下見に行ってきました。目的地は三等三角点・上江丹別。旭川市・深川市の境界線上にある1ピークですが、地形図を見ても三角点が記されているだけで、山名が書いているわけではありません。そんな渋い山です。

出発点は湯内峠。トンネルの深川側にある駐車帯から歩き出します。昨年、ここから伊納山に向かって南下しましたが、今回は反対に北上します。

おそらくプラス気温になっていると思われる暖かさ。スキーはほとんど雪に潜らず、その意味では歩きやすいのですが、手入れしていないシールに団子状の雪がつき、滑りが悪くてかないません。お天気はまずまず。雲を通してうっすらと太陽が見えていたりします。

と、思ったら稜線に出た途端に悪化する空模様。ガスが濃くなり低くたちこめ視界を奪うと同時に雪が降り始めました。

広く緩やかな稜線は、晴れていれば気持ちよく歩けることでしょう。でも今は特に変化もなく単調さだけが際だちます。上江丹別への最後の登り。

三角点があると思しき地点。展望が効きそうな場所は三角点の前後にありました。

気温が高いだけあって今日の雪は湿っています。ザックやウェアに触れるそばから融けてしまう感じです。しばらく寒い日が続いていたので、こんなのは新鮮です。

今日歩いていて目立ったのは、立木に積もった雪。元の形がわからないほど丸々と肥え太っています。

当然そうとうな重量になるわけで、太い枝すらも折れて落ちていました。こんなのがあちらこちらにあり、歩いている最中にもその瞬間を目撃。こんな状況では下手に木の下は歩けません。右に左に進路を変えながら恐る恐る歩いていました。

三角点・上江丹別に向かうツアーは今週土曜日。お天気になりますように!

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

峠から三角点台地?までの稜線のアップダウンはどの程度でしょうか?
最高点=山頂はかなり離れていると思いますが、そこまで足を延ばされましたか?
どこが一番眺めが良い地点と想像されますか?

そして、この暖かくなって雪の表面が解けて凍ったあとに大雪が降ったと思われますが、雪崩の危険はどう予想されますか。

DOEI Takuma さんのコメント...

ルートは標高点291→同494→同479→同556→同605.0とたどりました。
アップダウンはほとんどないと言ってもいいかもしれません。
標高点494を越えるときに標高差100m弱余分に登り下りするだけで、他はせいぜい10m~20mですので。
一ノ山と比べると距離が8割で標高差は半分といったところです。

最高点には行っていません。

眺めが良さそうなのは標高点494付近と三角点手前のコルあたりではないでしょうか。

雪崩の心配は地形的・植生的にかなり低いです。
もちろん絶対ないとは言いませんが。
むしろ落雪の方に注意を払うべきかと。

匿名 さんのコメント...

なるほど、よく分かりました。

登りの最初の尾根、501からの逆コースで隣の尾根を降りようと思っていたのに迷い込みそうになったことがあります。

100m弱、小さいか大きいか、個人差ですね。

落雪。樹上(頭上)爆弾ですか(笑)。