北海道で一番高い山は、言わずと知れた旭岳。標高2290.3m。二番・三番は北鎮岳・白雲岳と続いて、そこまでは比較的良く知られています。では四番目に高い山はどこ?と問われると、これに答えられる人はなかなか通なのではないでしょうか。
答えは後旭岳。ご存じでした?2216mと標高自体は高いのですが、全道一の旭岳の真後ろにくっついているため全く目立ちません。登山道がついていないのもマイナーさに拍車をかけています。
今日はひっそりとそんな山に行ってきました。
姿見の池展望台から、見上げる旭岳と見下ろす姿見の池。天気は上々、でも強風。せいぜい吹き飛ばされないよう気をつけましょう。
九合目付近。大きな岩にはびっしりとエビのしっぽ。朝晩はまだまだ冷え込む旭岳です。とはいえ、山頂までのほとんどの登山道にはもう雪はありません。残っている雪も柔らかく、結局登りでアイゼンは必要ありませんでした。
もうすぐ山頂。金庫岩と雲海。
山頂は意外に積雪が多い印象。 雪の柔らかい部分では、股までずっぽりと埋まってしまいます。いちいち足を引っこ抜きながら歩くのは難儀なものです。
そしてようやく目指す後旭岳が見えました。雪が飛ばされた稜線は黒くなっています。
ざざーっと雪の斜面を滑り降り、ほんの少し登り返すともう後旭岳。山頂付近はすっかり雪がありません。
熊ヶ岳もきれいです。せっかくだからあっちにも寄って行こうか・・・と思った途端にあたりは一面のガス。風もますます強くなり。残念ですがおとなしく引き返すことにしました。
帰りは山頂を通らず、まっすぐニセ金庫岩へ。冬ならではのかなりのショートカット。このあとも天候は回復せず、今日はもう少し天気に恵まれると思ったのですが・・・
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