数年前の同時期に訪れたときには、ミズバショウくらいしか咲いていなかった7月頭の雨竜沼湿原。やはり今年は季節の進み方が早いようで、すっかり花盛りになっていました。
湿原に至る沢筋ではミヤママタタビの葉が見事なピンク色に。普段あまり見られない花もしっかり見られます。
固有種マシケレイジンソウは登山道脇に無造作に。なんだかもっさもっさと絡まり合って。
一際目立つピンク色はタニウツギ。この花を見ると沢沿いを歩いている気分が出るものです。
湿原に近くなったあたりで群生しているオオバタチツボスミレ。大きなスミレです。
ヒオウギアヤメの蕾を発見!いよいよ湿原も間近。それにしても、蕾のときの凝縮された色というのは、どのお花でも生命力を感じるものです。
咲いたら咲いたで艶やかですしね。ヒオウギアヤメは背も高く花も大きく、しかも木道のすぐ脇にも咲くのがいいですね。
背の高いお花と言えばエゾカンゾウも忘れてはいけません。よく見ると一本の茎の上に、咲いている花・もう咲いた花・これから咲く花、と時間差で三種類が同居しています。
ウリュウコウホネは木道から遙か遠くの池塘の中。
イワイチョウは咲き始めといった感じでしょうか。
一見ツルには見えませんが、クロバナハンショウヅル。厚手の絨毯のような手触りが独特です。
可愛い可愛いツルコケモモの花。その小ささは普通に歩いているだけでは、まず見つけられないほど。よーく目を凝らして探すと、ようやく草葉の間に見つけられるのです。
大雪山では見かけないコバイケイソウ。葉はたくさん見かけましたが、咲いていたのは数株でした。全部咲きそろったら圧巻でしょうね。
まだ他の登山者が来ない時間帯に、ゆっくりのんびりお花を見ることができました。早めに歩き出すといいことがあるものです。
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