8月のオリジナルプログラムの下見を兼ねて、7月19日から21日にかけて行われた幌尻山荘フォーラム&08第1回幌尻山荘排泄物運搬事業に参加した。フォーラムと排泄物運搬事業については別の機会に述べるとして、取り急ぎ登山コースのようすのみ報告する。今回は特別なイベントのため、入林ゲートから取水ダムまでバスで入れたが、一般の登山者は、入林ゲート脇の駐車場に車を止めて、林道を取水ダムまで歩き、そこからの登山となる。
ここが入林ゲート脇の駐車場。すでにたくさんの車が止まっている。奥のほうには中型バスもある。車の台数から山荘の混み具合がだいたい想像できる。
ここからは許可車両のみが入れる。一般登山者はここから歩きはじめる。
林道終点の北電取水ダム。ここからは徒渉と巻き道歩きを繰り返しながら額平川を詰めて行く。
徒渉のようす。それほど増水はしていなかったが、深いところでは股下までの水位がある。背負子にくくり付けられているのは、排泄物を運ぶための一斗缶。2日後にはこれに内容物を入れて、沢を下ることになる。
ごらんのように両岸が切り立った地形のため、増水しやすい。
水量が多くて、水流のなかを歩けないときは、少し高い場所を嵩巻くことになる。
三時間ほどの遡行でたどりついた幌尻山荘。築40年の立派な山小屋だ。
2日目の清掃登山は雨のなかの出発に。2時間弱の登りでたどりついた「命の水」。ここで水筒の水を満たしてさらに急な登りを行く。
さらに歩くこと2時間で新冠コースとの分岐に到着。深田久弥氏はこちらから登ったらしいが、36キロの林道歩きを嫌がって、百名山ハンターのなかにもこの道を登る人はまずいないらしい。
ここが「日本百名山」幌尻岳山頂。視界はほとんどない。
戸蔦別岳へと向う縦走路。右側は北カールへと切れ落ちる急斜面。
戸蔦別岳山頂。残念ながら視界はない。
稜線からの下りはかなりの急斜面。雨で足下が滑りやすいので慎重に下る。
ようやく見えてきた六の沢出合。ここからも何度かの徒渉を繰り返して山荘へ戻る。
やっと見えてきた水力発電用の導水管。出発からすでに11時間以上経っている。終日霧雨のなかをあるいたため、全身びしょ濡れになってしまった。明日は排泄物を背負って、来た道を引き返すのみ。
0 件のコメント:
コメントを投稿