クマネシリ岳下山後、おにぎりを食べながら移動すること1時間。じりじりと上がってきた気温の中、午後の部・南クマネシリ岳です。
クマネシリ岳から道道88号を南下、芽登温泉の看板を目印に右折、林道に入ります。 温泉への分岐を過ぎ、ダムを過ぎ、ずっと道なりに行くと、これまた立派な看板が立っています。そのまま直進、行き止まりまで進みます。
林道終点から見上げる南クマネシリ岳(山頂付近)。左手の沢地形を詰めていくようですが・・・
林道終点からしばらくは作業道跡につけられた踏み跡をたどる訳ですが、徹頭徹尾フキとハンゴンソウに覆われ尽くしています。踏み跡なんて見えるわけがありません!これは来る季節を間違えましたね・・・
ルートには赤テープがつけられていますが、その間隔は長く、テープだけを頼りに登ることはできません。時折現れるテープに、自分の取った道が正しかったことを確認するのみです。
場所によっては背丈以上もあるフキやハンゴンソウをかき分け進み沢にでます。ここから稜線までは沢を詰めることになります。ガラガラ積み重なった大小の石を踏むだけで、きちんとした登山道があるわけではありませんのでご注意を。
かなり急な沢を注意して登り、やがて沢の形が曖昧になったころ、ようやく登山道らしき踏み跡にめぐり会います。一登りで尾根に出て、すぐに岩が積み重なる山頂。中央の大きな岩から右の方に回って登るのが安全です。
山頂からの景色は抜群。クマネシリ岳のように植生に遮られることもありません。
さっき登ったクマネシリ岳。右に延びる尾根は見事なまでに平らで、アイヌ語の語義(クマ:物干し棚)通りと思えます。
西クマネシリ岳・ピリベツ岳も間近。よく見ると意外と近くに西クマネシリ岳への登山道が判別できます。やっぱりここにも縦走路があるといいかも。
石狩岳・音更山・ニペソツ山・ウペペサンケ山といった東大雪の山々を前列に配し、奥にトムラウシ山・表大雪・北大雪が見えるという豪華仕様の展望。十勝平野の広がりも雄大です。夏ではなく、春か秋に来るのがいい山なのかもしれません。
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