11月20日(木) 雪(札幌)・快晴(徳島)
今年もやってきました、年に一度のお楽しみ。長期オフを利用した山と旅の日々。知らない土地を歩き、初めての山に登る。非日常に身を委ねるわくわくどきどきの季節の始まりです。
昨年は屋久島を中心とした九州南部を巡りましたが、今年は四国を目指すことにしました。理由は簡単、四国の山にはまだ登ったことがないのです。どんな山があるかはよく知りませんが、調べればきっと素敵な山があることでしょう。
私にとっての「素敵な山」の定義は、1)できるだけ高い、2)できるだけ平坦、3)できるだけ長い、4)できるだけ見晴しがよい、この4点に尽きます。特に3)が重要で、山の中で何泊もしながら歩き続けられるというのは何者にも代え難いのです。
そんな視点からガイドブックを矯めつ眇めつした結果、数多ある山の中から剣山と石鎚山が選び出されました。ともに避難小屋やキャンプ場などが整備されていて、それらを利用すれば数泊の縦走ができそうです。特に石鎚山の方は、かなり長いことトレイルが続いているようで、嫌が応にも期待は高まります。
昨年も出発直前に大雪でしたが、今年は今年でこの有様。雪を踏みしめながらの出発となりました。購入した飛行機のチケットは、新千歳-神戸片道9300円也。旭川から新千歳および神戸から四国へ移動する手間とコストを考えても、それでも安いものです。
北日本はほとんど雲で覆われていて機上からの景色が楽しめなかったのは残念でしたが、降り立った神戸はご覧の快晴。真っ青な空に六甲山が映え、昨年登ったときのことが思い出されます。ポートライナー・高速バスと乗り換えて、瀬戸大橋を渡り、淡路島を突っ走り、そして、
この日の目的地、暮れなずむ徳島に到着しました。なんか駅前に椰子が生えてますよ。はるばる南に来たもんだ、と感慨深くなってしまいます。北海道は雪だったのに・・・。
四国入島後、何よりも先にしなくてはならないのはガスカートリッジを手に入れること。飛行機には載せられませんから、どうしても現地で手配しなければならない。宿で自転車を借り地図を片手に登山用品店へ向かうと、おお、意外とでかい。品揃えもなかなか。やるな、徳島。こうやっていろいろな地域の登山用品店を見てまわるのも旅の楽しみの一つですな。
「真冬並みの冷え込み」と地元のテレビ番組ではしきりに言っていましたが、雪降りしきる北海道からやってきた身としては、むしろ暖かなくらい。お天気は良いし太陽は降り注ぐしで言うことありません。明日は移動と観光に一日を費やし、明後日から剣山に入ります。山でも好天に恵まれるといいのですが。
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