2011-06-03

残雪の天塩岳-西天塩岳周遊

週末の西天塩岳ツアーの下見に行ってきました。せっかくなので沢コースから天塩岳にも登ってぐるりと周遊することに。

ヒュッテから歩き始めて、すぐに残雪が登山道を覆うようになります。

旧道コースとの分岐を越え、沢沿いに進んでいきます。すでに橋が設置されテープがつけられ踏み跡もあるので、ありがたく使わせていただきます。

しばらく行くと沢は全て雪で埋まりました。なかなかいい景色です。天塩岳沢コースを歩くのは今日が初めて。何度も来ている山ですが、いつも旧道-新道周遊ばかりしていました。沢コースがこんなに素晴らしいとは。テープはこのあたりでなくなります。

ずんずん沢を進んでいくと、噂のラクダ岩が見えてきました。これだけ目立つなら目印としては最適です。ラクダ岩から右股に入ります。

ここから天塩岳山頂に向けて急登となります。足跡はこのあたりでなくなりました。登るに連れてガスが濃くなり、やがてほとんど視界が閉ざされてしまいました。初めて歩く残雪のルートで視界が効かないのはあまり嬉しいことではありません。地形を読めない分、地形図をじっくり読んで、慎重に進んでいくと、

おお、ちゃんと出たいところに出られました。薮漕ぎも覚悟していましたが、幸い雪は稜線まで繋がっていました。

山頂はするっと通り過ぎて、次は西天塩岳に進みます。これからが下見本番。50mほど標高を下げると一面の雪で登山道は全く見えず。このあたりにはテープなどの標識がありませんでした。要注意です。

鞍部から避難小屋に向かわず、直接、西天塩岳に登り返します。おそらくここが最高点。ここまでは完全に雪が繋がっています。

今年初見のキバナシャクナゲ。一輪だけ開花していました。

雪を伝ってもう少し先へ。おそらくこのあたりが標高点1465m。景色が見えないのは残念です。昨日は沼ノ平から美しい西天塩岳を眺められたのに。

最高点から避難小屋に向かって真っ直ぐ降りていきます。雪は小屋のすぐ裏までたっぷりと残っています。

丸山付近では夏道が完全に露出していますが、連絡路分岐付近に至るとまた完全に雪に覆われます。このあたりもテープなどありませんので、注意が必要です。

とはいえ、明後日5日の山開きに向けて、ルート整備が入るはずです。残雪がやたらと多い年です。ナビゲーションに自信の無い方は山開きまで待って、それ以降に登山を楽しむようにしてください。

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