2006-07-21

トムラウシ1日目(扇沼山~南沼)

日帰りでは一月前に行きましたが、山中泊縦走だとちょうど1年ぶりとなるトムラウシ。今回はお客様お一人だけのプライベートガイドです。俵真布林道を使って扇沼山から入山し、三川台を経由、南沼・ヒサゴ沼でそれぞれ宿泊し、天人峡に下るコースです。2日目の核心部をゆったりと過ごせるのがポイントなのです。出発前の1週間ほどはぐずついた天候が続いていましたが、はたしてこの2泊3日はいったいどうなるでしょうか。

扇沼山の登山口には今まで見たことがないほど沢山の車が停めてありました。7月後半の金曜日。混むのも当然の時季です。旭川では霧雨が降っており、気持ちも重く沈んでしまいそうでしたが、登山口ではまぶしいほどの朝日が降り注いでいました。幸先いいかも。

と言った舌の根も乾かぬうちに、扇沼山頂ではガスがかかってきました。硫黄沼も見えそで見えない感じになっています。むう。崩れてもらっては困るのですが。

と思ったら、カブト岩を越えて三川台に登り返す頃には、青い空とまぶしい太陽に再開。待ってましたよ。このまま続いてくださいよ。

という願いもむなしく、またしてもガス。三川台から南沼に至る平らな稜線上ではまったく遠望が効かなくなってしまいました・・・。いい景色が拝めるところだと言うのに。なんとかして!

という切なる想いが届いたのか、トムラウシまであとわずかの南沼まで来たとき、すーっと霧が晴れていきました。感動的な一瞬です。こういうとき、ありがとうという感謝の気持ちは誰にささげればいいのでしょう。

なんというか、天候に一喜一憂・右往左往させられて、どっと疲れたトムラウシ縦走1日目でした。明日こそ全晴れでよろしく。

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