今週末、急遽催行が決まった「美瑛岳・美瑛富士」ツアー。朝から快晴の今日、下見に行ってきました。こんな日の下見は仕事の一環とはいえ、心浮き立つものです。まず、登山口までの移動からして楽しい。雲一つ無い山塊に向かって徐々に近づいていく時の気持ちは、山好きな人ならすぐにわかってもらえるでしょう。
今日の登山口は望岳台。今月は十勝岳往復のツアーが3本あったので、少々食傷気味な場所ではあります。とはいえ、目的地が異なれば避難小屋までの単調な道も新鮮な気持ちで歩けます。
スタート地点から早速目的の山が見えています。右が美瑛岳・左が美瑛富士。
雲の平ではエゾコザクラの大群落がお出迎え。よほど雪解けが遅かったのでしょう。ごつごつと岩がちな山で出会うお花畑は心を潤してくれるものです。
ポンピ沢を渡り、急登を登りきると美瑛富士との分岐に出ます。ここからまずは美瑛岳を目指しましょう。標高差400m、真上に見えているピークまで一気に登りますよ。ぜぇぜぇぜぇ。
どんどん遠くまで見えてくる展望にだまされながら、ようやく美瑛岳山頂到着。今日は平日でしたが、多くの登山者で賑わっていました。いつもより若い人が多い気がするのは、やはり夏休みに入ったからでしょうか。いいことです。
美瑛岳から十勝岳。この角度から見る十勝岳が一番かっこいい気がします。雄々しい、という言葉がぴったりくるような。
10分ほど休憩して、お次は美瑛富士を目指します。300m以上の下りと100m以上の登りが待っています。
美瑛岳に比べて、やけにひっそりとしている美瑛富士山頂。あまりに静かなので、お弁当を食べた後、1時間ほどお昼寝の時間にしました。下界ではうだるような暑さとなっていたようですが、こちらは雨具を着込んでもまだ涼しいほど。青い空の下、景色を眺めたり目を瞑って考え事をしたり、ゆったりと時が流れます。
眺める景色はオプタテシケだったり、美瑛岳だったり、この写真の通りニペソツだったり・・・。絶景です。
美瑛富士の山頂は平らで広く、ちょっと先まで散策できます。反対の端までぶらぶら行ってみましょう。
ちょっと角度を変えるだけで、先ほどは隠れて見えなかったトムラウシが現れました。手前のオプタテシケと奥のトムラウシが仲良く寄り添って見えます。実際、両者の間にはなかなか難儀な長い登山道が横たわっているのですけどね。
今週末、30日の日曜日。こんな素敵な景色を眺めに行きませんか?
0 件のコメント:
コメントを投稿