十勝岳から美瑛岳にかけての縦走路の紅葉状況です。
縦走路から美瑛岳南東斜面を見下ろすと、間近に深紅のチングルマ、
遠目にはオレンジのナナカマドと、遠近二種類の紅葉を見ることができます。
それを一目で見られるのですから、なんとも贅沢な眺めです。大雪山の中でも強力にオススメしたい紅葉の一つです。年による当たりはずれもほとんどありません。
登山道のすぐ側から緋色の絨毯が巻き降ろされたような感じです。
さらにこの日にはなかなか見られないサプライズ演出が。チングルマのパッチの縁をなぞるようにエビのしっぽが白い隈取りを施していたのです。これだけ見事なものは初めて目にしました。
綿毛が飛んでいって寂しくなったチングルマの果穂が、白い氷で飾られていました。花・綿毛・紅葉と、チングルマは三度楽しめると言いますが、氷の彩りを加えると四度楽しめることになるのですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿