2012-08-10

連続講座「大雪山の歩き方」第7回 登山と環境保全 実習『近自然工法による登山道整備』

9月2日に行われる本講座は、実習『近自然工法による登山道整備』と題し、登山道整備の専門家である北海道山岳整備・岡崎哲三さんと、環境省東川保護官事務所の佐藤一交・自然保護官をゲストに迎え、近自然登山道工法による簡単な施工を行います。
 近自然登山道工法という名称はあまり馴染みがないと思います。傷んだ登山道を修復するにあたって、路面の整備以上に気をつけなくてはならないのが、周辺環境へのダメージです。重機などを使った施工によって周辺環境を壊したのでは、本末転倒な結果になってしまいます。そこでここ十年ほどの間、大雪山でも導入されているのが、大掛かりな重機を使わず、基本的に人力と手道具を使って登山道を修復する近自然登山道工法です。
 実習では、実際に登山道を歩いていただき、近自然登山道工法で施工された箇所を見ます。現場で成功例や失敗例を見て、その原因を探り、どうしたら良い施工ができるのかを考えます。状況判断を誤り、不適切な施工をすると、修復したはずの登山道がさらに浸食されるという結果を招きます。そうならないためには、浸食原因の判断とそのための対策をセットで考えることが重要になります。
 そして最後に簡単な施工をします。自分で施工した箇所がその後どうなっていくのかを継続的に観察することで、登山道を歩く楽しみがまたひとつ増えたら、嬉しい限りです。

9月2日 午前6時 旭岳ロープウェイ山麓駅集合
参加費 ¥2,000

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