2006-04-09

山楽舎BEAR探検隊

冬の十勝岳避難小屋に潜入してきました。

夏に十勝岳登山をするときは、この避難小屋の前で休憩するのが一般的ですが、中をのぞいたり入ってみたりする人は少数派のようです。いわんや冬をや。ちょっと怖い物見たさな気分になりませんか?

まずは外観。望岳台に面した入口側が下半分雪に埋まっていて、いかにも冬の小屋という感じがします。さあいよいよ探検の始まりです。川口浩隊長を偲びながら出発。

入口を見てみると・・・外開きのドアが上10cmくらいしか見えていません。むむむ。閉ざされし扉ってやつですか。ええぃ、こうなったら自分で掘り進むしかない!探検に困難はつきものですよ!ざくざくざく。

10分ほどで雪かき終了。外開きのドアを開けるのに難儀しつつ、ようやく小屋内部へと侵入開始。薄暗くって雰囲気出てます。上から降ってくるのはヘビか?サソリか?

幸い何事もなく奥の部屋へ到達。中はさらに暗く、入口から弱々しい光が届くだけ。下界の白一色とは別世界です。室内はあらかたビニールシートで目張りされていましたが、あちこちにある隙間から雪が入り込んでくるようです。とはいえ、風が直接当たらないだけでも外とは比べものにならないほど暖かです。ちょっと暗いのさえ我慢すれば、中のほうが落ち着いて休憩できますよ。

小屋を後にするにあたって、隅々まで探したのですが、残念ながら幻の巨大人食いなんとかとは遭遇できませんでした。探検にはつきもののはずなんですけどねえ。

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