2006-04-01

風と雪の芸術

下界では雪解けが進み、フキノトウもちらほら姿を見せはじめましたが、旭岳はまだまだ冬景色。姿見の池を散策すると雪と風の造形を楽しむことができます。

1)風紋あるいは雪紋もしくはシュカブラ。雪の上を渡る波が一瞬にして凍りついたかのような模様。波紋状のものあり、段丘状のものあり、それぞれに様子が違って見飽きることはありません。踏みつけて歩くとわずかに心が痛みます。

2)人間の足跡。雪の上を歩くと重みで熱が発生し、まわりの雪よりもわずかに固まります。風がまわりの雪を吹き飛ばし、固まった足跡だけが残るとこうなります。人間だけでなく、キツネやウサギの足跡も固まっています。ここまで立体的に出来上がるのは、ちと珍しいですが。

3)旭岳に群雲雪に風。青空をバックにすっきりと山が見渡せるのも良いのですが、こうして雲の間に間に覗く山もなかなか風情があります。山頂だけ見ていると、ヒマラヤやアルプスあたりの高峰と見間違うばかり。雲と雪は山をキレイに見せます。

スノーシューにせよスキーにせよ、旭岳はまだまだ雪遊び絶賛継続中ですよ。

 今日の旭岳
・積雪:310cm
 (姿見駅)
・気温:-10.0℃
・風速:3.1m/s
 (姿見の池・12時)

0 件のコメント: