2006-06-02

雪と霧の湿原

この時期に行くのは初めてです。今日は愛山渓から沼の平に登ってきました。さていったい湿原はどのような状態で待っていてくれるのでしょうか。

愛山渓までの道路に雪はありません。当然と言えば当然かもしれませんが、自然に融けるにまかせている林道などでは、日陰に雪がたまって通行の支障になる場合もあります。きちんと走れることがいかにありがたいことか。

登山道に入ると一転して雪の世界になります。三十三曲の急登は9割がた雪に隠れています。夏道を探すよりも地形図とコンパスで進むのが賢明です。傾斜が緩くなると笹が頭を出していて、夏道を見つけなければ先に進めなくなります。印のテープはほとんどありませんが、よくよく探せば笹が切れている部分がわかるでしょう。

残雪の沼の平は白と茶色の世界でした。晴れていれば水が青く見えてキレイなのでしょう。でも、こういう荒涼とした風景もなかなか乙なものです。ここまで来れば、ほぼ木道が出ています。

当麻乗越方面。まだまだ雪が多いですね。

時折青空も見えましたが、天候に恵まれていたとは言えない一日です。なんせ寒い。それもそのはず、沼の平11時の気温が3.8℃、風速が7.2m/s。体感気温だと氷点下相当ですから。暖かい日は夏かと思うくらいで、寒い日はここまで下がる。まだまだ油断はできません。

登山口近くのリュウキンカ。これから咲くぞ、というつぼみがたくさんあったので、見頃はもう少し後ですね。

今日は下見、明日が本番。好天をとっておいたということで。

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