2006-06-09

霧雨の中の花、雲海の上の剣

昨日の剣山。

札幌を朝5時半に出発して、日勝峠を越え、所要3時間で北日高は剣山登山口に到着。峠の手前、日高側は曇りではありましたが視界は良好でした。ところが峠のトンネルを越えると、いきなり濃霧のただ中。前を走る車が軒並み40km/h以下に速度を落としていました。ほどなく着いた登山口も霧雨に濡れています。

遠くの景色がほとんど見えないときに心を和ませてくれるのは、いつだって花たちです。いろいろな花が咲いていましたが、この日一番のお気に入りは、チゴユリ。こういう、あまり目立たないけれど、よく見ると可憐、という花はいいものです。濡れそぼった姿もさらなり。

剣山というのは非常に山らしい山です。登るときはひたすら尾根を登り、下るときは下るだけ。途中で登りかえしなんてありません。ぐいぐいと高度を上げていくと、最後は梯子が現れて、これを4つ登るといよいよ山頂です。

山頂付近で雲海の上に出ました。もうこのあたりは地面も草木も乾いています。高曇りの空から陽射しが薄く射しています。

なかなかの高度感のある山頂には剣が奉られています。すぐそばまで行くことができますが、高所恐怖症の方にはチト辛いかも。残念ながら遠望は効きませんでしたが、ここからの眺めはいいんでしょうねえ。

ぐいぐい下って、今度は一路東川へ向かいます。狩勝峠を越えて所要3時間。到着後は小学校へ直行し、最近始めたサッカーの指導。我ながらハードな一日でした。

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