2006-08-09

灼熱、ウペペサンケ

というわけで、暑い中登ってきたウペペサンケであります。

登山口の標高は910m。ダケカンバやナナカマドなどの木々を縫って登山道は始まります。朝から早速暑いこと。すでに汗が止まりません。途中、小沢を渡りつつ、ぐいぐい標高を上げ、1390m間で行くと展望が開けます。

目の前に結構高く見えるのは1610mピーク。目的地・ウペペサンケはまだまだ見えません。そこまでまた200mほどの登りが待っています。しかも一度下るのがツラいところ。

色づき始めたナナカマドを発見。まだ8月のこの暑さなのに、という気もしますし、あと1ヶ月もすれば紅葉の見頃時期ですから、当然といえば当然な気もします。

200mの登りを終え、1610mピークにたどり着くと、ようやくウペペサンケの全貌が現れます。まだ、これだけ登るのですか?

このあたりからハイマツ帯に入り、展望が良くなります。そこそこ涼しい風も吹きます。あー生き返る。そしてここにも秋の気配。ウラシマツツジがいい色出してきています。今年も期待してますよ。

ピークをいくつか越えつつまだまだ登って、やってきました標高1835m。糠平富士に到着です。ここは最高地点ではないものの、「ウペペサンケ」という表示もあり、ここまで登って帰る登山者が多いようです。

というのも、最高地点である1848mピークまでは、ここから片道1.5kmもあり、しかも一旦下って登りかえしがあるからなのです。

まあ、そこまでは行かないにしても、細尾根を歩いてもう少し先に足を延ばしてみましょう。

ケルンの目立つ地点まで行くと、糠平富士よりも周囲が見渡しやすくなります。ケルン越しにニペソツ山。あれ、どうもイヤな雲が湧いてきていますね。

と、思ったら、下っている間にモクモクと。この後、雷がゴロゴロ鳴りだし、下山後、強烈なにわか雨に遭遇します。これはきっと暑さのせいですね。

登山口まで下りてくると、汗だくでぬるぬるべたべた気持ち悪さ満点。途中の小沢で軽く水を浴び、ややさっぱりしたところで家路につきました。

ウペペサンケはとにかく登りまくる山らしい山と言えるかもしれません。樹林帯を抜けるとハイマツ帯に出て展望が開ける、というのもなかなか良いですし、登れば登るだけ見える景色がよくなるというのも乙なもの。真夏の猛暑の時期でさえなければ、快適に登れる山らしい山、それがウペペサンケなのでした。

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