2007-12-17

旅の装備

所々で日帰り登山をしたり山中泊縦走をする。移動には車ではなく徒歩や公共交通を使う。そんな旅を2週間続けるにはいったいどんな装備が必要なのでしょう?今回の旅の装備を見てみることにします。

出発直後、屋久島1日目のザックはこれだけの大きさがありました。私の腰から頭までが隠れるくらい。重量は自宅出発時で22~23kg(水・燃料含まず)。食料が結構嵩張っていますので、この後徐々に荷物は減っていきます。

登山靴と着ている服以外の全装備を床に並べるとご覧の通り。一つ一つ見ていくと・・・

1)大型ザック : 容量はたしか90リットル。 この重さだけで3kgあります。ともかくこれがないと始まりません。高くてもできるだけ背負いやすくて丈夫なものを。
2)サンダル : ザックの外、底に近い部分ににくくりつけるため、厚手の防水袋に入っています。山小屋やキャンプ場に着いた後や、ザックを預けて身軽になったとき、登山靴を脱いでくつろぐためにはサンダルは必須。
3)サブザック : 日帰り登山のときに使うだけでなく、観光時や、飛行機の機内持ち込み用としても重宝します。
4)ショルダーバッグ(小) : 財布やコンパクトデジカメ、メモ用のノートなど、頻繁に使うものをいれておきます。文庫本もここに。常に肌身離さず。
5)カメラバッグ :  一眼デジカメ用。厚いクッションで保護されるので安心。肩からかけたりザックのベルトに取り付けたり。
6)ストック(2本) : 重い荷物を背負うときにはあると便利。
7)防水シート : テントの中に敷いて防水と防寒を。
8)マット : 半自動で空気が入りふくらむ定番マット。全身用を使っています。
9)シュラフ : 冬用ダウンシュラフ。-10℃まで対応だったはずですが、もう10年以上使い込んでいるのでダウン量も3割減くらいになっています。
10)インナーシーツ : シュラフの中に一枚加えると暖かくなり肌触りも良くなります。化繊。
11)シュラフカバー : どうしても寒いときや雨のキャンプ時にシュラフの上にかぶせます。ゴアテックス。
12)食品 : 途中での補給を考慮しなかったので、屋久島での三泊四日および霧島での一泊二日の計八食分に予備食二食をあらかじめ用意。インスタントコーヒー・紅茶などの嗜好品、箸などもこの袋の中。他に行動食・非常食。
13)水筒類 : 水1L・魔法瓶480ml・コーヒー用保温カップ340ml。コーヒー用保温カップは無いと生きていけません。喫茶店でもこれに入れてもらっています。
14)チタンクッカー : 鍋兼食器として使います。 中にガスバーナーのヘッドが入れてあります。
15)救急セット : 密閉容器の中に入れてあります。 まず使うことはありませんが、持たないわけにはいきません。
16)洗面セット : 歯ブラシ・ひげそり・液体石けん・ウェットティッシュ・洗剤など。
17)ザックカバー・傘など防水用品 : 登山時には使いませんが、旅するには傘は必須。
18)雨具上下 : ゴアテックスの夏用雨具。丸1年使ったので防水性はかなり落ちています。
19)書類入れ : 山用の地図や、道々貰ったパンフレット、あらかじめ調べて印刷しておいた時刻表などの資料を入れておきます。
20)テント : いつもは2人用を使いますが、今回はほとんどテント泊をしない予定だったので小さくて軽い1人用を選びました。
21)着替え : 服の替えを一式。靴下と下着はもう一式。
22)着替え : フリースパンツ・長袖下着上下。
23)小物 : コンパス・地形図・カメラ用電池・カメラ用メモリーカードなど。
24)小物 : ヘッドライト・ラジオ・マルチツール・ライター・靴ひも・予備電池など。
25)帽子・手袋など
26)ダウンジャケット

※)これらの他に、ガスカートリッジが2つ途中で加わりました。

※)基本的に全てのものは防水バッグに入れてあります。さらにザックの中に大きな防水バッグを入れて全体を包みます。装備が濡れるととても悲しい気分になりますし、ものによっては身の危険につながりますので、防水には気を遣っています。

※)本当に必要なものだけを厳選すれば荷物はもっと少なくなります。逆に必ずしも必要ではないれど旅を豊かにしてくれるものをもっと増やしてもいいでしょう。そのあたりは旅の期間やザックの容量、自分の体力と相談して。

旅が2週間でも3ヶ月でも、あるいはそれ以上になっても、必要な荷物の量はほとんど変わりません。ですから、これだけの装備を背負っていれば、どこへでも好きなだけ旅していけるというわけです。もちろん、資金と自由な時間さえあれば、の話ですけどね・・・。

12 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

凄い!綺麗!床が。じゃない、荷物が。

ザックの中身って興味ありました。

こんなたくさんの物がザックにムギュ~って入ってるんですね。

面白い!

DOEI Takuma さんのコメント...

特にザックの下の方、シュラフやらテントやら着替えやらは、ぎゅうぎゅうに詰め込まれる運命にあります。

楽しんでいただけて何よりです。

匿名 さんのコメント...

あの~、普段の山ツアーのときのザックの中味も気になっていたのですが。
今度中味を公開してもらえませんか。

去年春の三頭山でのあのずしっととした重さ、金の延べ板でも入っているかと思いましたが、山で金の延べ板は使いませんよね。

匿名 さんのコメント...

もっちさんも気になってたんだ~。

じゃあ欲を言わせて貰えばパッキングの中身も知りたかったりして。
何が入っているか知っているけど、あえて見てみたい。ダメ?

私のザックの中身は食料で占めています。
なので下山後はカラカラに軽いです。

DOEI Takuma さんのコメント...

もっちさん
ザックも中身も今はもう冬用に変わりましたから、夏山装備をお見せできるのは来シーズンということになってしまいます。
首を長くしてお待ちくださいね。

ジョージさん
それぞれの中身はそんなに大したものではありませんよ?
いずれ公開するかもしれませんので、首を長くしてお待ちくださいね。

匿名 さんのコメント...

もっちさん。
首を長くして待つみたいですよ~。

切ないですね。

匿名 さんのコメント...

とてもきれいに整理されていて、びっくり!!とても参考になりました。トムラウシ縦走のときに背負わせていただいた、あの懐かしいザックですか?

DOEI Takuma さんのコメント...

そうですそうです、あのザックです!
あれからもう4ヶ月も経ちましたね。

匿名 さんのコメント...

ちょっと待ってくださいよ!!

みやまあずまぎくさんも参加されてたんですか?

ジョージはもう気絶しそうです。

匿名 さんのコメント...

ホントに綺麗に整理されてますね!!!
小物の風袋だけでも合わせると、かなりの重さあるのでは・・・


どんなに頑張っても雑になるのは性格かなぁ~~~~^^;。

DOEI Takuma さんのコメント...

そんなみんなしてキレイキレイと言われると恥ずかしくて頬が朱に染まってしまいます。

匿名 さんのコメント...

ちょっと、ちょっと、ちょっと待ってくださいよ。
みやまあずまぎくさん、トムラウシへ行かれたのですね。
う~ん、あんちゃんさんのブログのトムラウシ山行(の特に美女4人の写真)をみて不思議に思っていたのですが。
みやまあずまぎくさんとは○○さんで、○○さんは私の思っていた○○さんとは別人で、・・・。
ああ。以前にも人違いをしたことがあるのですが、またまた間違ったようです。

みやまあずまぎくさん、○○さん、知らず知らずに失礼はなかったでしょうか。
そして、私の誤断をそのまま事実と取ったままの人にお詫びします。(お詫びされても何だか分からないかもしれませんが。大した事書いてないのが救いです。)