せっかくはるばる足を延ばしたので、マッカリヌプリ(羊蹄山)だけで帰ってくるのももったいない話。今秋の下見としてニセコ沼巡りも歩いてくることにしました。
マッカリヌプリ下山後、道の駅で情報収集したり倶知安の町で買い出しをしたりして、暗くなる直前に登山口となる五色温泉着。やはりここも風が強く、車がゆさゆさ揺れる中ご就寝。
翌早朝、深い霧の中を歩き出します。ここを歩くのはほとんど20年ぶりでしょうか。懐かしいような、なにも覚えていないような。どこからともなくほんのり硫黄の香りが漂ってきます。
標高1000mにも満たないにも関わらず、やたらと雪が残っていて、さすがニセコは豪雪地帯と思わされます。イワオヌプリと小イワオヌプリとのコルは岩がごろごろ。晴れていれば素晴らしい景色が見えることでしょう。
そこからぐっと下って硫黄川を渡ります。残雪が多い割には水量が少なく、難なく対岸へ。不思議なことに、樹林帯より低い川沿いがイソツツジ・ガンコウランなどが咲く高山植物帯になっています。
川を越え下った分登り返して、沼巡り一つめの沼、大沼。笹や木が邪魔して、見えそで見えない焦らし焦らされの沼です。
登山道に覆い被さる太いダケカンバに悪戦苦闘しながら、再び下っていくと大谷地。木道が敷かれ、所々ミズバショウなどもありますが、谷地というよりは笹原になってしまっています。ここで一旦車道に出て一区切り。
後半戦は沼二つめ、神仙沼から始まります。神仙沼は沼巡り中唯一水際まで行ける沼。休憩するならここがオススメ。周囲の湿原には散策用にぐるり一周する木道が設けられています。束の間の晴れ間にほっと一息。
でもあっという間に深い霧がやってきて。三つ目の沼、長沼ではなんだか怪しい雲行きに。
強風に加え、雨も降り出したチセヌプリ山頂。ここも景色がよさそうなのに・・・。
チセヌプリを下ると、また車道に出て、お次はニトヌプリ。ニトヌプリを越えると巨岩のただ中の湿地帯へ。なかなか雰囲気出てます。
雨脚が強くなり、最後は走るように五色温泉へ下山しました。大雪山周辺にはないタイプのコースで、晴れていたら楽しいことでしょう。秋の紅葉シーズンにツアーを組んでみようと思っています。
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