昨年、登山口まで行ったものの、雨で引き返してきた崕山モニター登山。一年の精進の成果を示すべく、再参加・再挑戦してきました。
芦別市街を出発したときには曇り空でしたが、移動中に雲が薄くなっていき、登山口に到着したときには、
ご覧の通りの快晴の青空に変わっていました。昨年雨の中見上げた崕山南端が、今日は陽光を反射してまぶしいくらいです。この登山口には確かに昨年も来ているはずなのですが、とても同じ場所とは思えません。
私同様の再挑戦組6人を含め総勢22名(+主催者4名)で賑やかに出発。みなさんニコニコしているのは、やはりこのお天気のおかげでしょう。
まずは林道跡を進むのですが、二度ほど徒渉があります。水量はさほどではありませんが、使い古しの長靴ではやや滑る感じ。考えてみればもう10年も使っているんですよね。そろそろ買い換え時かも。
30分ほどで小さな沢に入り込みます。といっても水に浸かってじゃぶじゃぶ歩くわけではありません。うっすらと踏み跡もありました。この程度なら沢靴でも長靴でもなく、登山靴でも大丈夫そうです。
少しずつ標高を上げていくと、目線の先に新緑越しの岩峰が見えてきます。崕山山頂部のどこかです。
振り返ると、これまた新緑越しにどっしりとした惣芦別岳。前にも後にも山が見えて、あちこちから歓声が上がります。
ルートには何カ所かロープが設置されていますが、特に危険でも難しくもありません。ときに手も使って楽しく登ることができます。徐々に水量が少なくなってきたら、
さらに雄大な景色が背後に広がっていました。芦別岳です。前段左右に衛兵を配し、奥に鎮座する様は、なんともいえず風格があります。
沢が終わると笹の苅分道を進みます。高山植物保護のため昨年新しく開削されたばかりだとか。関係するみなさんの努力に敬服いたします。山頂直下の鞍部に出て、すぐそばに見上げる崕山。ここで20分ほどお昼休憩。
休憩もそこそこに、みなさんお待ちかねの高山植物のただ中へ。お花を目当てにして来た方には物足りなかったようですが、私にとってはまずまずの咲き具合。咲いていたお花についてはこちらで。
山頂標識はさりげなく。黄色いテープが見えていますが、これを含めて全ての人工物はモニター登山会が全回終了した段階で撤去するそうです。
籠の中の籠の中のホテイアツモリ。写真を撮るのも一苦労。こういう保護の仕方には賛否あるそうです。
登りと同じ沢を一気に下って、最後はタンポポ摘み。参加された皆さんお疲れさまでした。主催者の皆さんありがとうございました。そして、昨年雨にあたり今年再度参加された雨仲間の皆さん、またお会いできて嬉しかったです。ひそかに連帯感を感じていました。何年か経ったらまた訪れたいものです。
3 件のコメント:
素晴らしい好天ですね。雨男疑惑払拭!?
この景色を見てみたかった。
09年6月11日は芦別本峰の連なりは見えませんでした。
7枚目の写真ですが、私のときにも山岡さんが「惣芦別岳」と言われていたので地元ではそう呼ばれているのでしょうが、別名は「(夕張)中岳」1493mです。
因みに礼振峰の西方の1019m標高点を「惣芦別岳」と呼ぶこともあるようです(さらに対岸の924.5m三角点は「惣芦別」)。
9枚目の写真、右手前の衛兵が中岳、中央奥のとんがりが芦別岳、左端近くの三角二つが夫婦岩、左手前の衛兵が二つの小天狗のうちの標高点もない1263mの方となります。
う~ん、私のときは衛兵しか見えなかったわけです。
こんばんは!ガイドさんだったんですね。
ご一緒だった小樽の夫婦です。
今回は晴れて良かったですね。2年越しの崕山に私もうれしかったです。
惣芦別岳は中岳というんですね。地図には名前がないので気になっていた山でした。
いずれ挑戦してみたいです。
もっちさん
おかげさまで雨男ではないということが証明されたようです。
つまり、地元の方が「惣芦別岳」と呼んでいる山は、もっちさんが2年前に登った「夕張中岳」と同じ山というわけでしょうか?
道理で存在感のある山でした。
パッポさん
(ここでは)初めまして。
(崕山では)お世話になっています(?)。
最高のお天気で最高の山行でした。
一年待った甲斐がありましたね。
惣芦別岳(夕張中岳)は確かに登ってみたい山ですね。
今後どこかの山でばったりお会いすることもあるかもしれません。
そんな日が来るのを楽しみにしています。
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