高原沼巡りと言えば秋の紅葉で有名です。様々な表情を持つ沼々とそこに映りこむ紅葉は、北海道の中でも屈指のものです。この紅葉を一目見ようと沢山の人が集まり、せまい木道の上にひしめき合う様は高原秋の風物詩ともなっています。
そんな高原沼巡りも、紅葉の時期以外はほとんど人が来ません。今日は静けさを楽しむため、高原沼巡りに行ってきました。
やはり雪解けは遅いようです。まだ夏道はほとんど出ていません。90%が雪の下といった感じです。地図と磁石にお世話になりながら、周りの地形を確認しながら、雪原を歩きます。普段は登山道の上を何も考えずに歩いているので、たまにはこうやって頭を使いながら歩くのもいいものです。登山道に縛られることなくどこでも好きな場所を歩けるわけですし。
紅葉時には、1m以上の葉だけが残りお化けの様になるミズバショウも、この時期はおなじみの姿を楽しめます。
これから雪解けとともに「高原沼」になる「高原沼予定地」。まだ中央にうっすらと水が浮いている程度です。今日は曇り空だったので、全体的に色味が面白くありませんが、青い空が出ていればきれいな風景になりそうです。空の青、雪の白、新芽の緑…。
で、雪が融けて川になって流れていって秋になるとこんな感じに。
紅葉には紅葉の、残雪には残雪の、それぞれの良さがあるのです。
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