2008-05-31

マッカリヌプリ(羊蹄山)で強風にあう

7月頭にツアーで行くマッカリヌプリ(羊蹄山)。結構遠い山なので、いつ下見に行く時間がとれるかと思っていましたが、週末の泊まりのツアーが中止となり急遽行けることになりました。

真狩から見上げるマッカリヌプリ。お天気はいまいちでしたが、いちおう山頂は見えています。このままもってくれればいいのですが・・・

独立峰の周囲を4等分するようにつけられた登山道のうち、南向きの真狩コースを登ります。キャンプ場の奥にある登山口から4合目くらいまでは樹林帯。3合目あたりで木々の間から山頂を目にすることができます。まだ道のりは長いですな。

4合目から8合目まではダケカンバの巨木が目立つ九十九折り。視界が開け、下界を見下ろせるようになるので、疲れも吹き飛びます。

流れゆく雲の下に真狩の町が見えています。最近話題の洞爺湖が意外なほど近くにあることに驚きです。

8合目から山頂まではようやく高山帯。ガレあり、雪あり。避難小屋を左に見ながら最後の登りを終えると火口壁に飛び出し、向こう正面に山頂。この雄大な眺め、初めて登った時に受けた感動は今でも忘れられません。火口底には雪融け水の池ができています。

火口壁を時計回りで一周しようとしたものの、避難小屋跡からわずかに進んだ辺りで、これ以上進むことができなくなりました。

というのも、とてつもない強風が吹き荒れていたためなのです。8合目あたりから風が強いとは思っていたのですが、まあ歩くことはできました。でもここはちょうど風の通り道となっているのか、最大瞬間風速はご覧の通り25.4m/s。今まで計測してきた中では最大となります。

この数字がどのくらいの風を表すかというと、立っていられないのは当然として、膝立ちで背中を向けていても上半身が倒されるくらい。しかも平均風速が10m/s程度で、風の強弱が激しく、ぐらりぐらりほんろうされてしまいます。

10分ほど様子を見ましたが、さすがに身の危険を感じて頂上間近にして撤退とあいなりました。まさにこんな時のためにあるような避難小屋に避難します。

小屋は冬季閉鎖されているので、二階の冬季用入口から中に入ります。小屋内は明るく小綺麗な感じで、落ち着いて休憩することができました。ときおり強風で小屋が揺れるのはご愛敬。雪渓の水はまだしばらく取れそうな感じです。

山頂部の景色の広がりがあまりに素敵なので、合成パノラマを適当に作成しました。雄大ですね。登ってみたくなりますね。

2008-05-30

とりあえず復旧?

あまり時間がなかったので細かいところは確認していませんが、とりあえずHP復旧したはずです。
これから日曜日夜まで点検できませんので、また障害が発生した場合は悪しからずご了承くださいね。

HP不調

現在、山楽舎BEARのHPへアクセスできない状態となっています。
原因はなんとなくわかっているのですが、日曜日の夜まで対処できない環境です。
ご迷惑をおかけしますが、復旧するまでしばらくお待ちください。

2008-05-29

アポイの花たち

いかに今年の雪融けが早いとはいえ、大雪山はまだまだ残雪の下。お花の季節はもう少し後のことになります。でも、昨日行ってきたアポイ岳は、すでにたくさんの花たちが咲き競っていました。

まずは登山口~避難小屋。山麓の樹林帯です。

もう少しで開花?フデリンドウがひっそりと。 他にいくつか見つけましたが、まだ花開いているものはありませんでした。帰りもまだ閉じたまま。

エゾオオサクラソウ。山麓のものは9割がた種になっています。馬ノ背~幌満お花畑間の樹林帯が見頃でしょう。

次いで避難小屋~馬ノ背。ここで咲く花の種類ががらっと変わります。

黄色い小振りの花をたくさんつけるのは、名前が面白いヒロハヘビノボラズ。葉の周囲にトゲがあるため、ヘビも登ってこられないのだとか。

エゾシモツケはまだまだこれから。普段見慣れたマルバシモツケよりも好みかも。

ヤマツツジは避難小屋周辺が特に見頃!大きめの花がぎゅっと寄り集まって咲いていて、密度も重量感も豪華な感じもたまりません。派手になりすぎない色もいいですね。

アポイタチツボスミレもよく見かける花の一つ。他にもタチツボスミレ、ツボスミレ、ミヤマスミレ、フイリミヤマスミレなど、たくさんの種類のスミレが簡単に見られます。

岩場一帯で最も咲き誇っていたのはアポイアズマギク。岩の間から顔をのぞかせたりして、いじらしさが胸を打ちます。かと思えば辺りを埋め尽くすほど咲いていたり。色もピンクから紫っぽいのまで様々で飽きさせません。

これも登山道脇でなかなか目立っていました。アポイクワガタ 。茎の下についた蕾から秩序だって順々に咲いていくようです。

馬ノ背~幌満お花畑~山頂一帯では・・・

5月にチングルマが見られるなんて、大雪山では考えられません。それなのにアポイでは早くも見頃となっていて、この季節感の差には毎度驚かされます。

庭に植えられているオダマキはどうしても好きになれないのですが、山に咲くミヤマオダマキは好きです。大好きです。形は同じように見えますが、やはり大きすぎないほうが愛らしいのでしょう。下向きにつく花を寝そべって潜り込むように撮影しました。

ほとんど咲き終わっている中、なんとか残っていてくれたヒダカイワザクラ。やはり今年の花はどこでも早いようです。

こちらは咲き初めのキンロバイ。花をつけていたのはまだチラホラ。一面に咲くときれいでしょうね。

9合目付近を飾るのはエゾキスミレ。光沢のある紫がかった葉が特徴的です。

エゾキスミレと咲き競うように、サマニユキワリも見頃を迎えていました。大雪山でサクラソウと言えばエゾコザクラ一択ですが、アポイではこの狭い一帯だけで3種類も見られるのですからお得です。

ヒダカソウ・アポイキンバイなどアポイ岳を代表するお花は既に咲き終わっていたようで、残念ながら見ることができませんでした。それでも5月からこれだけのお花を見られれば満足という他はありません。年に何度も来られる山ではありませんが、この時季くらいは毎年訪れたいものです。

2008-05-27

姿見の池一部出現

旭岳・姿見ノ池の水面が一部露出しはじめている。→もっと読む

2008-05-26

燃料を消費する日々

この季節は夏山求めて遠くの低山に通う日々です。片道100km超は当たり前、往復300km以上になることも多々あります。そうなると当然燃料代もかかるもので。

こまめに給油しているからというのもあるのですが、今週は5回もガソリンスタンドのお世話になってしまいました。3日連続で行ったときなんかは、こんなに化石燃料を燃やしていいものかと自問自答するとともに、レシートに印字された金額をじっと見つめざるをえませんでした。この原油高のご時世、ガソリンスタンドにとっては、お得意様・上客なのでしょうけど・・・。

仕事柄長距離移動は仕方ないとはいえ、なんとも心苦しく財布も苦しいものです。

2008-05-25

トドマツの新芽

ウドやタラなどの新芽は山菜としても人気がありますから皆さんよくご覧になっていると思います。では、トドマツの新芽はどうでしょう。それと意識して見たこと、ありますか?

トドマツの新芽で特にカワイイのは、新芽を守る赤い殻。枝の先端に複数まとまってつき、朱色っぽいものから花と見まごう鮮やかな赤のものまであります。徐々に徐々に大きくなっていき、そしてパカッと割れて、中から出てくるのが、

これまた鮮やかな若草色の新芽。 いかにも活力に満ちた色で、イキイキと輝いています。

上の写真は5月24日撮影(標高1000m)、下の写真は5月25日撮影(標高200m)。標高によって発育状況が異なるのも面白いものです。

今度山に行ったら、トドマツの枝先に注意してみてください。とってもキュートですよ。

2008-05-24

ささやかな気持ち

ツアーで片道2~3時間かかる遠くの山に行くときには、途中休憩に道の駅をよく利用します。トイレを利用させてもらうのはもちろん、その土地ならではの“もの”を物色するのも楽しみの一つ。たとえばこれからの季節は、地物の新鮮な野菜が安く手に入りますし、ご当地ソフトクリームなんかも食指が動きます。

今日は東大雪の帰りに南富良野の道の駅に寄り、こんなものを買ってきました。
平飼いにわとりの卵で作ったプリンです。

“平飼い”という言葉も魅力いっぱいですが、それ以上に瓶に施されたヒヨコの装飾がたまりません。私のファンシー欲を刺激しまくりです。気がつけばヒヨコ2羽を握りしめ、レジへと向かっていました。

ツアーで遠くの山に行くとしても、ガソリンは旭川で入れお昼や行動食も旭川で買うというのでは、その地域には何も残すものがありません。ただトイレを使いただ山を歩いて下りてくるだけでは、場合によっては迷惑になる可能性だってあります。

山への感謝や山を維持管理してくれる人への感謝の気持ちを込めて土地のものを買う。それは、もしかしたら登山者のマナーの一つなのではないでしょうか。

私が買えるものなんてほんのささやかなものですが、これからもできるだけ地域の物産を買うようにしたいものです。

2008-05-20

何もこんな日に

あからさまに大荒れとなることがわかっているこんな日に、それでもどうしても行っておかなければならない山があって、登ってきました。

video

風はびゅーびゅー、雨はばちんばちんでした。不思議なものでこれだけ荒れるとむしろ楽しくなってくるのですよね。風に負けないよう「うわー!」とか叫んでみたり。どうせ他に登山者もいませんし。

ただ、お昼ご飯を食べているときは、ちょっとツラくてちょっと侘びしかったかも。

2008-05-19

春の花盛り

週末歩いた樺戸山地の低山は、すっかり花盛りとなっていました。

おひたしにすると美味しいらしいニリンソウ。花まで食べられるのだそうで。

カタクリも丸ごと食べるのですね。今年ごまみそ和えをごちそうになりました。

名前が素敵なヒトリシズカ。咲いている姿も可憐です。

花色に力があり、人目を惹くムラサキヤシオ。白系の花が多い春にあって、格別に目立っています。

色の割に目立たないハウチワカエデ。ふと頭上に目をやると、大きな若葉の下に佇んでいたりします。

これまた目立たないオクエゾサイシン 。マイヅルソウにも似た葉を探し、根本をよく見ると黒い実のような花が咲いています。

山上のチシマザクラはまだ5分咲きくらい?まだまだお花見を楽しませてくれそうです。

今年初めてのハクサンイチゲは神居尻山山頂付近で。咲き初めの初々しさ・瑞々しさにあふれています。

林内の木漏れ日の中にはエゾイチゲ。ちょっと萼片の枚数が多めですね。

柔らかそうな葉の下にぶら下がるのはキバナイカリソウ。派手なような地味なような不思議なお花です。

ここでは紹介しきれないお花たちがまだまだ沢山咲き誇っていました。これからますます見頃になることでしょう。長い冬を終え、ようやく始まった北海道の夏山シーズン。春のお花を愛でに出かけませんか?

2008-05-16

社会科見学?

今日は朝から大雪消防組合東消防署に行ってきまして・・・

救急車の中を見せていただいたり・・・

消防車の装備を見せていただいたり・・・

格納庫の壁に吊された備品を眺めたり・・・

ちょうど地元の幼稚園児が見学に来ていましたが、それよりもはるかにキラキラした眼差しであらゆるものにくいついてきました。だって普段こんなに間近で見られないですからね。

1年ぶりの救命講習を受けに行って、休憩中の楽しい一時でした。

2008-05-15

標高1900mのハート

山中を歩いていると、時折面白いものに出くわすものです。たとえば・・・

小化雲岳と化雲岳との間、稜線が広くなっているあたり。昨晩降ったばかりに見える新雪がまだらに植生を覆っていて、辺り一面がヒョウ柄に埋められているようでした。

でも、ひとつひとつをよーく見てみると
真ん中をイワウメとウラシマツツジとで真っ赤に染めた見事なハート型があったりして。若干左に傾いているのも計算尽くに思えるほどの完成度。先を急いでいるはずなのに、ついつい眺め入ってしまいます。

山の中には面白い自然の造形があるものです。

日焼けヒリヒリ

昨日・一昨日と泊まりで山に出かけてきて、帰ってきてお風呂から上がったら、顔がヒリヒリで痛いのなんの!鏡を見ると顔が赤黒く焼けていました。

二日通じて確かに行動時間は長かったのですが、さほど太陽が照っていたわけでもなく、どうしてこんなに日焼けしたのやら・・・。たしかに、この季節は紫外線そのものも雪の照り返しも強いのでしょうけど。

黙っていても痛い日焼けなんて久しぶりのことで、ちょっと驚いてしまいました。

2008-05-14

天人峡からトムラウシ往復・2日目

今日の行程は、ヒサゴ小屋からトムラウシを往復し天人峡に降りる長丁場。一歩ごとに踝~脛まで埋まる昨日の雪の状態を踏まえ、気温が低く雪が締まって歩きやすい内にできるだけ距離を稼いでおくことにしました。

4時前に起きると、すでに小屋の前はほのかに明るくなっていました。出発の準備を済ませている間に薄桃色の朝焼け。そういえば夜は驚くほど暖かかったし、この空だと陽光も強そうなので、あっという間に雪が柔らかくなってしまいそうです。早く出発しないと・・・

雪に覆われたヒサゴ沼を5時前に出発。夏道は通らずに、正面左側の沢地形から天沼方面に直接突き上げることにします。これでかなり時間短縮ができるはず。

北沼直前の岩場の登り。さてどのルートをたどろうか・・・。遠くから見るとわかりませんが、近くまで行くと意外に雪が繋がっていて、ほとんど雪だけを踏んで登りきることができました。

途中振り返ると、この景色。岩から成るとんがりが行儀良く整列して独特の景色を作っています。遠くに化雲岳、さらに奥に旭岳が望めるのも大雪山の広さを感じさせます。

岩壁を登ると風衝地の緩い斜面に出ます。ここをゆるっと歩いていくと、徐々に頭が現れてやがて全身が・・・

ご覧の通り。雪の北沼を抱くトムラウシです。左下から中央にかけてうっすらと夏道が見えています。さて、最後の一登り。

と、その前に。左手を見ると雲海の上のニペソツ・ウペペサンケ。山頂まで行くと、東大雪の山は隣の岩峰に遮られてしまうのです。ここでたっぷり堪能しましょう。

途中まで夏道をたどって結局見失い、最後は適当に雪を伝って、ついに山頂が見えました。山頂からの景色はどんなかな?

ヒサゴ小屋から2時間弱で到着。時刻はまだ6時台。早朝の山頂は山中泊の特権です。爽やかで気持ちよいですな。

山頂からの景色は絶品。旭岳~白雲岳の表大雪方面。

反対方向には遠く日高山脈。十勝幌尻岳からチロロ岳まで真っ白に浮かび上がっています。

北大雪方面は逆光のシルエットで。屏風岳から武利岳・武華山。ぽつんと北見富士も判別できます。

十勝連峰方面はやや雲が出てきたか。オプタテシケが間近に、そこから十勝岳・境山・下ホロカメトック。芦別岳も見えています。

せっかくですからここでのんびりしたいところ。でもやっぱり雪の状態が気になります。堅く締まっているうちに小化雲岳くらいまで行けると一安心です。陽光・気温との競争ですね。

昨日ずぶずぶ埋まった足跡がそのまま堅く凍っているのを見ながら、化雲岳~小化雲岳間をなんなくクリア。これでほっと一息つけました。ここから天人峡まではまだ遠い道のりですが、青空と山景色を眺めてのんびり下りましょう。

2008-05-13

天人峡からトムラウシ往復・1日目

14日(水)に予定していたスノーシューツアーが少雪(無雪)で中止になったため、週の半ばにぽっかり日が空いて、しかもお天気はなかなかいいようで。これはどこか山に行くしかないというわけで、1泊2日でトムラウシに行ってきました。

1日目は天人峡から登り始めて小化雲岳を経由しヒサゴ小屋泊、2日目はヒサゴ小屋からトムラウシ往復後、天人峡に下る行程です。

この雪融けの早さから考えて、スキーやスノーシューはもう役に立つまいと判断し、足回りは冬靴にアイゼンとしました。すっかり若葉に包まれた天人峡を後にして、三十三曲がり・滝見台と順調に歩いていくと、早くも登山道に雪が現れます。標高1000m以下で雪が残っているとは予想外のこと。この辺はそんなに雪融けが早くないのかも?

第一公園への登りは、上部半分で登山道が露出していましたが、何度来てもここの登り口はわかりにくくて困ります。何日か前のものでしょう、登山道を探して右往左往した足跡が残っていました。

第一公園からは雲から姿を現したばかりの旭岳。ゴールデンウィークに見たときには、もう夏かというくらい黒々としていましたが、ここにきて再び真っ白に雪化粧したようです。

今日の最初の目的地・小化雲岳まではまだ遠く。ゆるゆるとした尾根をずっと登っていかなければなりません。

夏道よりも東側にルートを取るのがわかりやすく登りやすいでしょう。露出したハイマツと崖の間を歩く感じで。登る左手には忠別岳・凡忠別岳が迫力を持って近づいてきます。

「この青空の下、山頂から雄大な景色を」と期待していたのに、小化雲岳まであと少しまでのところで俄にガスがやってきて、一時は完全なホワイトアウト。久々に完全に視界を失いました。やや回復して小化雲岳山頂。昨年5月28日よりはるかに雪が残っているので、とりあえず6月のツアー本番は残雪をたどって歩いてこられそうです。

何も見えない小化雲岳を後にして、お次は化雲岳を目指します。この辺りの稜線は、もうとっくに雪が無くなっているだろうという予想の下、スキーもスノーシューも持ってこなかったというのに、ずいぶん真っ白ではないですか。ところどころでずぶずぶ靴を埋もらせながら歩いていると、時間も体力も吸い取られ、判断ミスが悔やまれます。

遅々とした歩みの末やってきた化雲岳山頂。なんと雪の上に真新しい足跡が残されていました。つい先ほどまで誰かがここにいたということでしょう。 まさかこの時季の平日にこんなところで・・・。もしかすると今日はヒサゴ小屋で同宿となるかもしれません。

天気は回復傾向にあるようで、雲は徐々に消え去りつつあります。さっきまで隠れていたトムラウシもようやく山頂を見せてくれました。後はヒサゴ小屋に向かって下るだけ。

夏道を無視して一直線に小屋を目指すと、途中スノーボードで滑った跡とスノーシューで登った跡がありました。そして小屋が視界に入った頃、ついに登ってくる人と出会います。今日で小屋3泊目だというスノーボーダーでした。小屋周辺での滑りを楽しんでいるようです。

夏には満員状態で、隣の人と触れあいながら寝る羽目となるヒサゴ小屋も、この時季はガランとしています。件のボーダーと1階・2階を占有し合い、広々と過ごすことができました。久しぶりに寒気が来ているようですが、夜はどのくらい冷えるかな?

2008-05-10

お行儀良く座って

皆さんご存じ、ウサギの足跡。雪山ならどこででも見かけるなじみ深いものですが、 今日はちょっと面白いものを。

大雪原にウサギの跳ねてきた跡が一直線に並んでいます。調子よくピョンピョン跳んでいるなあ・・・と思いながら目で跡をたどっていたら。

あれ。左からやって来て、ここで立ち止まっている。一番右の小さい点は揃えた前足の跡。なるほど、ウサギはここでお座りしていたようです。座った跡がこんなにはっきり残っているのは珍しいですね。さらによく見てみると、後ろ足の間になにやら茶色いものが・・・おお、これはフンではないですか!

つまりウサギは、たったか走ってきて、ここでお座りして用を足して、そして再びたったか走り去っていったわけです。

それにしてもなんとお行儀の良いこと。ウサギのフン自体はよく目にしますが、フンをする時の足跡つきというのは初めて見ました。

2008-05-09

タヌキと出会う

タヌキとキツネ。何かとペアで語られることが多い動物ですが、キツネが車道や山の中でよく見かけられるのに比べて、タヌキと出会う機会はそうそうありません。たまに車の中から見かけても、とても写真を撮るまでの余裕はないものです。

今日林道で出会ったタヌキ。お互い存在に気づいた時には、まだかなりの距離がありました。警戒するように立ち止まったので、素知らぬふりで目をそらすと、とことここちらへ向かってきます。また目が逢うとピタッと立ち止まるので、再びしらんぷり。すると、シメシメ、また近づいてきやがります。その間に何気なくカメラを用意。電源を入れてズームアップにして。三度立ち止まったところで激写。

もう私を無害と判断したのでしょうか、その後は真っ直ぐこちらへ向かってきます。そのまま足の間でも通っていくのではないかと思うくらいでしたが、そこはやはり野生の動物。私まで後2mほどのところまで来て、その距離を保ったまま半円を描くように通り過ぎていきました。その様子↓

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面白いもので、そこまでは堂々たる態度で歩いていたタヌキが、私に背中を見せた途端勢いよく駆けだしていきました。これも野生の本能なのでしょうか。

タヌキが行ってしまった後で見つけた、できたての足跡。一つ一つはキツネと似ていますが、全体のラインがまるで異なります。キツネはもっと一直線に並ぶのですが、こちらはキレイに波打っています。なるほどなるほど。

今日歩いたのは、普段絶対に来ないような標高の低い林道。たまに来てみると面白い出会いがあるものです。

季節外れの雪

4月に夏日を観測したり、雪融けがやたらと早かったり。季節外れなことが多い今年ですが、今日は雪が降りました。ゴールデンウィークの明けたこの時季に標高800m程度の低山で真っ昼間に降ったのですから・・・やはり季節外れと言わざるを得ません。

ハラハラと降る雪に、すっかり埋もれたフキノトウ。

溶けかけた雪が、より冷たさを感じさせるリュウキンカ。

体も装備も徐々に夏山仕様になりつつあるだけに、いっそう寒さが身に沁みる春の雪です。

2008-05-08

林道歩きの末に、一等三角点・安足山

今週末にスノーシューツアーで行く予定になっている安足山。先週のピウケナイ山があの惨状だったので、すぐそばのこの山に雪があるはずもないのですが・・・。一応積雪状況の確認に行ってきました。

愛山渓から当麻に抜ける林道・月見山線を使って歩き始めます。いきなりゲートがあり、一般車両は通年通行止めと看板が出ていました。

目指すはあの台地の上なのですが・・・。もう見るからに雪がありません。ずっとずっと林道をたどるしかないのでしょうね。地形図によると山頂までは林道が繋がっていませんから、最後は薮漕ぎですか。ああ、雪さえあれば!

全く展望のない林道を淡々と歩き、ようやく見えたのはこの景色。上川町の方向です。大雪山はすぐそこなのに、そちら方面は見えません。

薮漕ぎ覚悟で来たものの、実は山頂まで林道が続いていました。地形図には反映されていない新しい林道なのでしょう。楽できて良かったような、おもしろみが全くなかったような。 そして山頂からの景色は、この通りなし。

あるのは一等三角点だけ。点の記によると選点は明治37年とのことですが、どうしてこんな展望のないところに一等三角点を設けたのか不思議に感じてしまいます。当時は高い木に囲まれていなかったのでしょうか?

下りの林道歩きは、芽吹き始めた木々を楽しみながら。カエデやダケカンバ、ナナカマドやあれやこれやが、それぞれに違う色の新緑を見せてくれました。森林浴大好き!という方なら楽しめそうです。それと三角点マニアの方も。

今年も水が入った

今年もやってきました、この季節。田んぼに水が張られる季節です。広い水面に青空と白い雲が映り、爽やかな春を感じさせてくれます。

写真は意外にも旭川市内。もうちょっと行けば住宅地で大きな複合商業施設もあるくらいなのですが、すぐ隣にこんな大きな田んぼが連なっているとは知りませんでした。たまに知らない道を走ってみるものです。

田んぼに水が入ったとなると、そろそろ夏山が始まるということでもあります。忙しい季節の到来です。

2008-05-05

幻の湖

白雲岳「幻の湖」が早くも出現した!

2008-05-04

うさぎぴょこぴょこ

真冬にユキウサギを見つけるのは至難の業で、視界に入っていても動くまでわからないほど雪に同化しています。でも、既に換毛が始まっているのに、雪は依然として残っているこの時季は、驚くほど簡単にユキウサギを見ることができるのです。

姿見平でもこの通り。雪原を元気よく駆け抜けていきました。



ぴょこぴょこぴょこ。

できたてホヤホヤの足跡。上の写真と見比べて、どれが前足でどれが後足か推理してみてください。

2008-05-03

まだまだ少雪のお話

びっくりするほど雪が少ないだの、夏日・真夏日になるほど暖かいだの。ここのところそんな話ばかりで、さすがにもう食傷気味なのですが、それでもいろいろな場所で少雪の現状を目の当たりにすると、話題にせずにはいられません。

まずは今日(2008年5月3日)の旭岳・すりばち池。神秘的な色合いの水が白と黒の中で異彩を放っています。

こちらのすりばち池はまだまだ水の面積が小さいですね。2008年4月29日の写真です。ここからほんの4日経っただけで上の写真の状態になったのですから、唖然とさせられます。見る間に雪が溶けていっているのでしょう。

こちらは2005年6月4日のすりばち池。一番上のものと見比べると、今年の雪融けは1ヶ月早いという事実がよくおわかりいただけるはず。

さらに違う場所でも。こちらは通称ワサビ山。小化雲岳を中心とした山並みを見渡せる展望台です。今年のゴールデンウィーク(2008年5月3日)と、

昨年のゴールデンウィーク(2007年4月30日)を見比べてみると・・・

今年の写真で人物の左側にある“木”に注目してみてください。人の背丈ほどのエゾマツがありますが、その木が去年の写真では見あたりません。どこに行ってしまったのかというと、そう、真ん中に立っている二人の足の下に埋もれているのです。

感覚的にも雪が少ないというのが明らかにわかる今年の春ですが、定点観測して写真を見比べてみると恐ろしさすら感じてしまいます。明日行く山ではどんな戦慄が待っているのやら。