2008-05-03

まだまだ少雪のお話

びっくりするほど雪が少ないだの、夏日・真夏日になるほど暖かいだの。ここのところそんな話ばかりで、さすがにもう食傷気味なのですが、それでもいろいろな場所で少雪の現状を目の当たりにすると、話題にせずにはいられません。

まずは今日(2008年5月3日)の旭岳・すりばち池。神秘的な色合いの水が白と黒の中で異彩を放っています。

こちらのすりばち池はまだまだ水の面積が小さいですね。2008年4月29日の写真です。ここからほんの4日経っただけで上の写真の状態になったのですから、唖然とさせられます。見る間に雪が溶けていっているのでしょう。

こちらは2005年6月4日のすりばち池。一番上のものと見比べると、今年の雪融けは1ヶ月早いという事実がよくおわかりいただけるはず。

さらに違う場所でも。こちらは通称ワサビ山。小化雲岳を中心とした山並みを見渡せる展望台です。今年のゴールデンウィーク(2008年5月3日)と、

昨年のゴールデンウィーク(2007年4月30日)を見比べてみると・・・

今年の写真で人物の左側にある“木”に注目してみてください。人の背丈ほどのエゾマツがありますが、その木が去年の写真では見あたりません。どこに行ってしまったのかというと、そう、真ん中に立っている二人の足の下に埋もれているのです。

感覚的にも雪が少ないというのが明らかにわかる今年の春ですが、定点観測して写真を見比べてみると恐ろしさすら感じてしまいます。明日行く山ではどんな戦慄が待っているのやら。

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