2006-01-20

受難の冬

旭岳山麓の標高700mくらいをスノーシューで軽く散歩してきました。普段あまり行くことのない場所だけあって、珍しいものが見られます。例えばこれ。こんな人気の無いところに来るなんて、ものずきな人もいるものだ、と一瞬感心しかけましたが、近づいて見るとどうやら人間のものではないようです。ところどころ細くて深いへこみがあります。さらに足跡を辿ってみると、
あれ、木の皮がかじられています。
おや、ササも食べちゃってますね。

どうもシカの足跡のようです。シカは足が小さいので雪の上を歩くとずぶずぶと埋まってしまいます。積雪の深い場所ではお腹をするようにして歩いているのでしょう。どれだけ歩きにくいことか。スノーシューを貸してあげたいくらいです。こんなに苦労してようやく食べられるのが木の皮くらいしかないのですから、シカにとって冬は厳しい季節です。

雪降る中だというのに、足跡ははっきりしていて雪はほとんどかかっていません。歩きたてかな。もしかしたらまだ近くにいるかも。疲れて陰で休んでいたのかもしれませんね。

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