冬の森を歩いていると天然のドライフラワーがよく目立ちます。真っ白の雪と葉を落とした木々しかない、というわけではないのですね。
一番よく目にするのは、きっとツルアジサイ。ダケカンバの大木などにクルクル巻き付いていて、立派なものはそれ自体が幹に見えるほど。雪を被っている姿が一際キュートです。
一見ツルアジサイと同じように見えますが、よくよく見ると実は違う。イワガラミなんていう花もあります。ツルアジサイとの違いは装飾花についたがく片の枚数。こちらは1枚、あちらは4枚。ツルアジサイよりも珍しい印象です。
ともに、頭上にぶら下がっているのを見上げるのもいいし、雪の上にハラリと落ちているのを見るのも趣深いもの。冬の森を彩る名脇役と言えるかもしれません。
おまけ。登山口近くの道路に佇むネコ。ふわふわ落ちる雪の中、じっとこっちを見ていました。寒くはないのかな?
2 件のコメント:
イワガラミ、意図して4か月で見られました。名に反してナヨとした風情も。
大木一本全体に広がっているのもありましたね。
花の咲いてる時期にも見てみたいですね。そよ風に揺らぐところとか。藪漕ぎか~。
今回は見ませんでしたが、名前からすると岩に絡む事が多いのでしょうか。
そう言えば、ツルアジサイの別名のゴトウヅルという名もどういういわれでしょう。
なにかで読みましたが、「イワガラミ:木にからむこともある」のだとか。
基本、名のとおり岩につくのではないでしょうか?
ゴトウヅルの方はさっぱりです。
梧桐はアオギリの漢名らしいですが、それによくからまっているからとか?
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