2010-08-14

カムイヌプリ-室蘭岳

8月半ばの暑い時季。いったい何を思ったか、道央の低山の下見に行ってきてしまいました。目的地は室蘭岳。標高はわずか911.1m。この日は最高気温こそ26度とそう高くはありませんでしたが、湿度89%の空気がねっとりとからみついてきます。人生最高の汗を垂れ流した一日の様子をどうぞご覧ください。

室蘭岳に登るにはいくつかコースがあります。この日選んだのはカムイヌプリからの縦走コース。林道が延びたことで三合目が実質的な登山口となっています。車から降り立った瞬間はさほど暑さを感じませんでしたが、ひとたび歩き出せば次から次へと汗が噴き出し流れしたたり落ちる無限循環。サウナでもこんなに汗かきません。

5合目に建つカムイヒュッテ。きれいな小屋です。施錠されていて中に入ることはできませんが、前庭に設えられたテーブルでしばし休憩を取ります。

小屋を出るとすぐに岩場の急登。登山口からずっと樹林帯の単調な登りだったので、良い気分転換になります。

ダケカンバが優占種になれば山頂まではあとわずか。白い樹皮が涼しげですが、相変わらず汗だくです。

カムイヌプリ山頂到着。天気予報では晴れと言っていましたが、海から湧くガスが漂ってきて展望はあまりよくありません。

それでも時折見られる海景色。海は普段なかなか見られないので嬉しいものです。少し休憩をして水分補給をして室蘭岳に向かいます。

カムイヌプリから室蘭岳までは180m下って340m登り返さなければなりません。最低コル付近から見上げる室蘭岳は結構高く見えて、暑さも相まって登る気をそがれてしまいます。

それでも頑張って一登りすれば、目指す山頂が見えてきます。最後頑張っていきましょう。

植生は樹林から笹原へと変わり、見通しが効くようになりました。これでガスが無ければ・・・

室蘭岳山頂到着。白い鐘が存在感あります。

鐘からほんの少し戻って、三角点から見た景色。晴れていればこの方向に羊蹄山が望めると、出会った方がおっしゃっていました。見たかったなあ。

土曜日ということもあり、登山者はかなり多かったように思います。小学生くらいのお子さんを連れたご家族がいたり、毎日のように登っている方がいたりと、地元の方たちに愛されている山だと感じました。

この日は暑さにやられてしまいましたが、涼しければもっと楽しんで登れるはず。きっと晩秋あたりが適季なのでしょうね。

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