2010-08-20

石狩沢~石狩岳~ニペの耳~ペテトク沢1

大雪湖畔にある防災センターで車中泊の夜を明かし、下見行2日目は石狩岳に向かいます。石狩沢を詰めて石狩岳に登り、稜線伝いにニペの耳を目指し、その後最低コルまで急降下してペテトク沢を使ってスタート地点に戻る周遊コースです。

石狩沢とペテトク沢の出合から入渓。淡々とした流れが1200m二股・1270m二股を越えて続きます。水量は平均するとふくらはぎ下程度。歩きやすい沢です。

標高1450m付近でちょっとした滝が現れます。右岸側が階段のように歩きやすくなっているので、楽々と越えることができます。

1500m二股を越えると沢の様子が一変。水量が少なくなり斜度が増し稜線に向かって真っ直ぐ突き上げるようになります。

標高1540m付近で右岸から滝が流れ込んできます。石狩岳山頂に真っ直ぐ登っていく沢です。ここは見送ってぐいぐい高度を稼いでいきます。

振り返るとこの傾斜。見える景色がどんどん変わっていくのは登り甲斐があるものです。

標高1710m付近で最後の二股となります。真っ直ぐ続く右股には水流がありません。左股の流れに進路を取り、いよいよ源頭部へ。

水量は徐々に減っていき、「ここが最後!」と思い定めた箇所で飲料水の入れ替えを行います。「さすが源頭の水は一味違う」などと感心していましたが、実はこの先まだまだ水の流れがあるのでした。だまされたというべきか、感動損というべきか、はたまた違いのわからない男たちというべきか・・・

沢はどんどん細くなり狭まってきます。両側から植生が覆い被さってきて両手でかき分けながら進みます。

最後はハイマツを越え、標高点1967mと同1924mとのコルに出ます。所要時間はここまで3時間程度。難しい箇所もありませんし、振り返ると表大雪が見え隠れしているし、なかなか面白いルートです。

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