ここまでは大雪山の地形がどうできていったかという大きな視点のお話。ここからはできあがった地形の上にできる模様などを見る比較的小さいスケールのお話です。
溶岩円頂丘の一つ白雲岳は、その山腹を大きな岩に覆われています。この岩がすこーしずつ動くんだそうで。よくよく見ると舌状に垂れ下がっているようです。
雲ノ平のアースハンモック。先生によると、かなり立派なものなんですって。モコモコふくらんだ上にチングルマやツガザクラやコザクラが咲くのですから、微地形的にも植生的にも見事な場所というわけです。
同じく雲ノ平の凍結割れ目(の化石)。割れ目に木本が入り込んでいるところからして、今はもう活動していないだろうとのこと。寒さで地面が収縮してできる、大きな六角形の一辺がこれです。
松田岳の白雲岳側斜面に、若干不明瞭ではありますが、条線土なるものもありました。レキがふるい分けられて縞模様を成すものです。
中岳と北鎮岳分岐の間にある奇妙な岩。ここを通る人なら誰しも目を奪われるオブジェ。参加者の皆さんもここは特に関心があったに違いありません。
お鉢平カルデラができる前、そこには巨大な成層火山がありました。その火山体を成す溶岩層の一枚が風によって削られ堅い部分だけが残って、こういう奇妙な岩になったというのです!ちなみに風の浸食でできた凹凸地形をヤルダンというそうです。ここを通ったらみんなで叫ぼう、ヤルダン!
まだまだ続きます。
1 件のコメント:
お久~
ン~
なかなかヤルジャン!
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