やたらと暑い日が続くから、というわけではありませんが、最近沢づいています。今日は石ノ沢川からニセイチャロマップ岳なる山へ登ってきました。
上支湧別の集落から南下する道を取り、石ノ沢川沿いの林道を進みます。途中で「ペンケ支湧別林道」という立派な看板が立てられています。大変走りやすい林道でありがたいです。標高点623m付近で2万5千分の1地形図には表示のない道に入り、沢と最接近するあたり(標高670m付近)に車を駐めます。
10歩ほど薄い薮をかきわけるとすぐに川原に出ます。川原は広く、水量は少なめ。浅い箇所では足首まで浸からないくらいです。
ここでも土砂崩れと倒木・流木が多く見られました。が、歩くのに支障がでるほどではありません。
しばらく淡々とした緩い流れが続きますが、標高850mくらいから徐々に傾斜が増していき、
標高1000m付近のこの滝を中心に同900m~1100mくらいの区間で険しい沢相となります。途中までは流れの中を無理矢理登っていたのですが、最後は右岸を大きく巻くことに。下りの際、気が付いたのですが、うっすらと踏み跡らしきものもあります。ちまちま巻かないでズドンと大きく巻くのが良いようです。
滝地帯を抜けるとうって変わって穏やかな流れとなります。水量もずいぶん減りました。
ほぼ平らな流れを進むと、今度はナメ滝が連続して現れるようになります。1400m二股までずっとこんな感じ。こういうところは歩いていて飽きないですね。
1400m二股で右股に入ると沢の感じがまたグッと変わります。流れが細くなり水量も減りそして傾斜はきつく。目線の先に稜線が見えてきました。地形図によると山頂ではないようですが、俄然やる気が増すものです。
滑りやすい岩を慎重に登っていきます。登りはともかくとして、下りの際には左右どちらかの草地を歩くほうが安全です。
標高1650m付近の源頭部。積み重なった岩の間から流れが始まっています。
源頭から先は沢形の中を行く薮漕ぎとなります。薮はほとんどが草本で、木本も枝の細いものが多いので、密度の割には苦労しません。
沢形が不明瞭になったら、それは山頂が近い証。薮を抜けた瞬間に眼前に岩壁が現れます。右から巻いて行くと、
山頂はすぐそこ。ハイマツの中に踏み跡が確認できます。
標識の代わりに積まれた石がひっそりと山頂を示していました。屏風岳の向こうに表大雪が見える、素晴らしい展望です。
ぐるり360度、色々な山を見渡すことができます。素晴らしい展望の山です。
今日はこんなにお天気になる予報ではなかったような・・・?ま、ありがたいことですけど。
下山後、上支湧別から奥白滝ICへ向かう途中。振り返るとニセイチャロマップ岳を含む山並みがきれいに見渡せました。中央やや左、少し奥まっている目立たない高まりがニセイチャロマップ岳のようです。登り4時間以上、下り3時間以上。結構疲れる山でした。
2 件のコメント:
ニセイチャロマップ岳、魅力的な展望の山です。
で、白水川ともども、オリジナルプログラムのツアーが林道通行止めのため中止となるときには、代替山行として入ってくることもありえるのでしょうか?
オリジナルプログラムの代替としてはナシです。
プライベートガイドとしてもこちらはちょっと難しいかもです。
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