2009-12-11

近畿山行・15日目 金沢-札幌

11月25日(水) 曇り後快晴

今日は午後の便に乗って帰道すればよいので、午前中はまるまるお散歩に当てることにします。昨日はバスを使ってしまいましたが、やはり歩いてこそ見えてくるものや感じられるものが好きなのです。

たとえばこんな何気ない路地を歩くと、その街の普通の生活が見えてくるような気がします。車道が細いというだけで面白いですし、道と家の間に細い川が流れているのも趣があります。

アーケード街でお餅屋さんを発見。ちょうど小腹が空いてきたところです。“まきもち”と“ふくさ”という見慣れないお餅があったので、どんなものなのか尋ねたところ、「どんなものと言われても上手く説明できない」とつれないお答え。あんこが入っているのかどうかとか、何から作られているとか、色々説明のしようはあるはずなのに、一切答える努力をしないのは客商売としてどうなんでしょう?でも、逆に考えると、観光客ズレしていない地元向けの堅実なお店と見ることもでき、そう言う意味では良いお店にあたったのかもしれません。単に何も知らないパートのおばちゃんだったのかもしれませんが。結局どんなお餅かもわからないままいくつか買ってみました。後で食べたところ、昔を思い出させてくれるような素朴な味でした。

12時過ぎに金沢を後にします。小松空港まではJRとバスを乗り継いで。乗った電車はなんだかずいぶんクラシカルな顔をしていました。

車内も懐かしい香りが漂っています。旅先の移動手段としては普通列車が一番好きなので、できるだけ乗るようにしていますが、こんな古めかしい造りのものに出会うことはあまりない気がします。長イス式の車両は大きなザックを持っているときには大変便利なのです。通路の幅が広いから移動するときに邪魔になりませんし、一番端に座ればボックスシートの背中側にザックを立てかけて置いておけるからです。

小松空港でザックを預けるとき、出発時の重量オーバー事件が脳裏をよぎりました。食料は無くなっているし文庫本ももうありません。さすがに制限重量 20kgを越えることはあるまいと思っていたものの、確証がないので若干緊張しました。恐る恐る計量台に乗せると・・・特に何も言われることなく預ってもらえました。良かった。

下界は雲に覆われていて景色を眺めることはできませんでした。その代わり、雲海の向こうに太陽が沈んでいくのをしばらく見ていました。旅の最後の日に見る夕焼けというのは、いつもせつないものです。

新千歳空港で出てきた預け荷物のザックには、見慣れないタグが付いていました。「HEAVY 22kg」。22kg?カウンターでは何も言われませんでしたが、結局制限重量の20kgは越えていたのですね。そう考えると出発時の重さはやはり尋常ではなかったのでしょう。よくまあこんな大荷物を背負って7日間も歩いたものです。今更ながら我ながら驚き呆れてしまいました。

久しぶりの北海道は思ったよりも寒くなくむしろ暖かで、冬の始まりというよりは秋の終わりという感じがします。たっぷり遊んでリフレッシュして・・・もとい厳しい研修を終えて一回り大きく成長して、来るべきスノーシューシーズンに備えることができました。今年ももうすぐ冬がやってきます。

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