11月18日(水) 快晴
大峯奥駈道のトレイルは備崎の川辺で終わりとなりますが、今日の宿がある本宮町まではまだ若干歩かなくてはなりません。
この長い橋を渡るといよいよ下界です。対岸を走る道路にはひっきりなしに車が行き交っています。
対岸に渡ると、抜けるような青空の下に、ついさっき歩いた七越峰と備崎を見ることができます。
備崎から20分ほどで、本日の宿・蒼空ゲストハウスに到着です。今年7月にできたばかりなんだそうで、本宮町にある数少ない宿の一つです。北海道を出発する前に下調べをしていて発見し、そのときから泊まりたいと思っていましたが、大峯奥駈道を歩き通すのに何日かけるかわからなかったので予約はしていませんでした。昨晩、ようやく電話で宿泊をお願いした次第。急な予約でしたが、幸い泊まることができました。
外観も内装もとてもいい感じです。特に部屋から見る窓外の風景がたまりません。広い前庭がうまく活かされています。縁側もいいですね。
ダイニング兼共有スペース。部屋も落ち着きますが、ここで蔵書を読ませてもらうのも素敵な時間の過ごし方。コーヒーのサービスがあるのもありがたいです。他にキッチンとコインランドリーがあります。海外の安宿と純和風の民宿の良いところだけを合わせたという感じがして、今まで泊まった中でもかなり上位のお気に入り宿となりました。
落ち着いたらまずはお風呂!ちょうど1週間ぶりのお風呂です。山中泊の後のお風呂ほど気持ちいいものはなかなかありません。予洗い・本洗いと全身を二度洗うのは基本です。自分がサッパリしたら次は洗濯物を洗います。相変わらずギリギリの着替しか持ってきていませんから洗濯はとても大切です。さっきまで着ていた服をコインランドリーに突っ込んで新しい服に着替えたら、それでもう他の服はないのですから。
お次は昨日の雨でじっとり湿った荷物を全部出して乾かします。雨具類はお風呂に吊るし、テントは縁側、寝袋はタオル掛けに広げます。食器類はキッチンで洗います。最後に、ずいぶん埃っぽくなった靴を外で洗わせてもらいました。宿のご主人には、ホースとブラシを出していただいたり、中に詰める新聞紙をいただいたりと、大変お世話になりました。
B&Bスタイルの宿なので夕食はなし。散歩がてら買出しに行って牛乳とヨーグルトといなり寿司とビールを買ってきました。我ながら妙な取り合わせですが、体が欲するものを選んだらこうなったのですから仕方ありません。牛乳は1L、ヨーグルトは500mL、それぞれ完食し、最後はビールで締め。熊野古道麦酒はどこか懐かしい味がしました。
4 件のコメント:
お久しぶりです!
笑った!!
やっぱ、牛乳はNO1でしょう!!
無事でなにより。お帰りなさい~。
ジョージさん!
飲んだ牛乳吹きそうなくらい久しぶりですね!
お忙しそうですけど、たまに読んでクスリとしてくださいね。
北海道にお帰り~
無事戻って来たようですね(ブログでも)。
神社の多い旅って感じでしたか?
割と雰囲気のある内地ならではの風景が幾つかありましたネ。峠の茶屋っぽい所とかが印象的でした。
最後の宿は上位ランクだそうで、ご満悦の雰囲気が、牛乳とビールに出ていたような?
ミルク割りビールを味わったのでしょうか?
ぐっすり……。
今は、大雪山で満喫?
モンタンさん、ようやく帰ってきました。
さんざん神社巡り・城巡りをして、どっぷりと歴史に浸ってきました。
まず牛乳を飲んで胃に膜を作り、次いでアルコールを召して、最後に再び牛乳で締めるというのがいつもの作法です。
大雪山はまだ雪が少ないですね。
困っちゃうほどに。
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