今回札幌に滞在している間、母校の研究室に顔を出していました。研究室に行くと、恩師と情報交換できるし、がんばっている後輩たちを見て刺激をうけられるし、先輩たちととりとめもない話もできるしで、いつも有益な時間を過ごすことができます。しかし今回は、それ以上の大収穫がありました。
「北海道の自然保護」
「北の自然を守る」
「神々の遊ぶ庭」
「自然保護の法と戦略」
これ全部本のタイトルなんですが、なんと、この4冊を手に入れることができたんです。しかもただで。
どういうことかというと、とある先輩が本棚の整理をするのに蔵書を放出してたんですね。ご自由にどうぞって感じで。何の気なしに並んでいる本の背表紙を眺めてみると、あるわあるわ。興味を惹かれる本が居並んでいるではありませんか。どれも前から欲しかった本ばかり。こういうふうに放出する本は、本来在学中の学生こそが預け受けるべきものなのかもしれません。たしかに、自分の理性もそう言ってました。でも、この魅力的なタイトルを前にして、その声はすっかり聞こえなくなってしまいました。いつの時代も誘惑の前に理性は無力なものです。さながら本能の赴くままに獲物を狩る肉食獣のように、本を抱え込んでいきました。なぜ、本を持って帰るのか?そこに魅力的な本があるからさ、ってなもんです。それからしばらくは背表紙を見てはにやり、ぱらぱらめくってはにたり。もう、うれしくてうれしくて。
でも・・・
喜び勇んで東川の家に帰ってきて、さて本棚に並べようかと思ったその時。あれ、おかしいな、同じ本があるぞ・・・。よく見たら、4冊のうち2冊はすでに本棚にありましたよ・・・。実はすでに持っていたとは。自分で買った本も覚えてないなんて、そろそろ記憶力も怪しくなってきたようです。喜びが大きかった分、自分の間抜けさ加減もひときわ際だってしまいます。やれやれ。
今度札幌に行く時、返してこなくちゃ・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿