2005-02-10

川と森と巨大な雪だるまと

先日、佐久間が書いたように(2月8日の記事)、私たちの仕事にはコース開発という先行投資が必要です。今日は、旭岳方面に新コースを設定するため、下見に行ってきました。

企業機密情報の漏洩を防ぐため、残念ながら詳しい場所は明かせません。旭岳に向かう道路脇、とだけ言っておきましょう。

車を停めて新雪の中に入り込みます。ちょっとした丘を乗越えると、そこは遙か昔に溶岩流が作り出した地形です。大小の岩があるせいか、かまくらのようになった雪の高まりがそこかしこに見られます。その変化に富んだ地形の中に、エゾマツ・トドマツ・ダケカンバなどが思い思いの場所を占めています。


陽光が射し込みきらきらと光る林を縫って行くと、どこからか川のせせらぎが聞こえてきました。勇駒別です。春の日差しが雪を溶かし、川のせせらぎが聞こえ始めると、すっかり春気分になってしまいます。


川沿いにしばらく歩くと、ちょっとした森の広場に行き当たりました。地図で現在位置を確認すると、すぐ側に小ピークがあるようです。遠望を期待して、そこまで行ってみることしました。再び起伏を越え、林を縫い、えっちらおっちら登ること20mほど。その高まりの頂点から、東の方角に旭岳が見えました。山頂部は雲に覆われていましたが、ここは良い展望台になりそうです。


帰り道発見した、巨大雪だるま


川あり、森あり、展望あり。三拍子そろった盛りだくさんなコースに、おまけに雪だるままでついてきます。通い慣れ見慣れた旭岳へ続く道路ですが、そのすぐ側にこんな素敵なコースを発見できるとは。3月のプログラムに新登場できるかな?

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