2005年1月1日午前9時。気温マイナス18℃。駐車場に24時間放置してあった車のエンジンキーを回す。最初こそ「キュルル」と音がしたが、その後はまったく反応しなくなる。近くに止まっている車の雪を落としている人に頼んで、ブースターケーブルを繋げるがセルモーターは回らなかった。諦めてJAFを呼ぶ。年始の挨拶をかねて毎年お雑煮をご馳走になっている民宿「ゆう」へは10時に行くと連絡してあったので、ケータイで状況を話し、遅れる旨を伝える。
20分ほどでお兄さんがやってきていとも簡単にエンジンをかける。このバッテリーはもう寿命だそうですぐに取り替えたほうがいいと言う。とりあえず車に乗り東川方向へ走ると、白い衣をまとった旭岳がくっり青空に浮かび上がり、素晴らしい元日の朝である。
11時ちょっと前に「ゆう」に到着。玄関へ入るなり、いきなり「おめでとうございます」の元気な挨拶を三姉妹プラスお客さんの女の子から受ける。元日からパワー全開のようだ。こちらはおもむろに「おとそ」をお猪口に一口飲み、おせちと雑煮をいただく。幸先悪いスタートだったが、ようやく人心地がついて正月気分になる。
外に止めた車は、エンジンを切ると二度と始動しない可能性があるので、アイドリング状態。地球環境に厳しいこと甚だしいので、雑煮をいただくだけいただいて、すぐにバッテリーを買いに走る。旭川のオートバックスが元日から開店していたので購入するが、なんと二万円ちかい出費。「こいつぁー春から縁起がわるい」感じの一日になった。去年は酷い年だったが、ことしはどうなるのだろう?まさか旭岳噴火なんてことはないよね。
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