2005-01-14

夕日に染まる旭岳

 元旦以来の朝からの快晴。午前中は明日の札幌での説明会用のチラシの印刷をする。
 どうやら夕方まで天気が保ちそうなので、夕焼けの写真を撮りに旭岳へ向かう。ところが山へ近づくにつれて雲が多くなり、旭岳温泉に着くころには旭岳が見えなくなる。ビジターセンター の事務室で様子をうかがっているうちにさらに雲が増える。きょうはダメだと半ば諦め、職員の二人と「旭岳がきれいなピンク色に染まるのはシーズンに何回くらいか」という話をする。職員N氏のデータによれば「シーズンに三回くらい」だという。つまりほとんどないということだ。
 ところが話をしているうちに、雲が切れて山が見えてきた。うっすらとピンクになっている。あわててカメラを取り出すが、撮影ポイントに行く時間はもうない。しかたなくキャンプ場の入り口付近に車を付け、ふんわりと積もった雪をかき分けてクロカンコースをすこし歩いて山がみえる位置まで走った。ピンクに染まっていたアカエゾマツの森はすでに時遅く、急激に色あせていく。かろうじて山頂付近だけがきれいな色に染まっているので、何枚かシャッターを押した。備えあればなんとか、というが、備えはあっても雲行きを読めないために「シーズンに三回」のチャンスをみすみす逃してしまった。
 ガッカリして帰ってきたら、「チェルノブイリ子ども基金 」のカレンダーが届いていた。年前に注文し忘れ、新年になってから注文したので、だいぶ遅くなってしまった。原発事故からもう18年になるというが、いまだに原発が地上から消える気配はない。

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