2015-03-21

ことしもやります!連続登山講座「大雪山の歩きかた」 2015

死なない!登山術
 山で事故に遭い、ケガをしたり命を落とす人が後を絶ちません。亡くなったり行方不明になった人も、自宅を出るときは、無事で戻ってくるのが当然と思って出発します。では、何がどうなって無事に戻ってくることが出来なくなるのでしょう?この連続登山講座では、皆さんでリスクを体験し、"生死を分ける分岐点"を考えます。

⚫︎講座1
座学「山歩きに潜む"危険"を知る」
5月29日(金) 17時 モンベル大雪ひがしかわ店2階
無料・予約不要
 山岳遭難が多発する大雪山。なぜ事故が多いのか?どうして事故が起きるのか?防ぐ方法はあるのか?などなど……。あなたのギモンにお応えします。

⚫︎講座2
道迷いしない「地形図とコンパスの基礎」
①入門編
座学 6月6日(土) 10時 モンベル大雪ひがしかわ店2階    
   無料・要予約
実地 6月6日(土) 13時 キトウシ森林公園
   ¥2000(保険料込み)・要予約
※座学のみの受講可、実地のみは不可
②応用編
6月21日(日) 8時 ヒグマ情報センター前集合
¥3000(保険料込み)・要予約
 大雪山での遭難原因第1位は「道迷い」。事故が多発する残雪期のフィールドで、なぜ迷うのかを検証します。

⚫︎講座3
想定外? 山で日が暮れた!
7月19日(日) 15時 旭岳ビジターセンター集合
¥3000(保険料込み ロープウェー代別)・要予約
 想定外の原因で行程が遅れ、山中で日が暮れてしまったとき、どうしますか?実際に体験してみて、何が必要かを考えます。

⚫︎講座4
登山と下山の基本
7月26日(日) 9時 旭岳ビジターセンター集合
¥3000(保険料込み)・要予約
 「無謀登山」とよく言われますが、では、無謀ではない登山とはどういう登山なのでしょうか。ヒトの体のつくりとエネルギー補給の観点から、"理にかなった"歩き方を、座学と実技で学びます。ストックの効果的な利用法も紹介します。バテやすい、膝が痛い、翌日の筋肉痛がひどい、という方、ぜひご参加下さい。


山岳環境保全講座「自分の山は自分で守る」
 北アルプスなど本州の主要な山にくらべて、大雪山は登山道の整備状況が悪いとよく言われます。北アルプスと大雪山はどこがちがうのでしょう?なぜじゅうぶんな整備ができないのでしょう?背景を考えるとともに、実際に登山道の修復を経験することで、登山道への理解を深めます。

⚫︎講座1
座学「登山道を考える」
8月20日(木) 17時 モンベル大雪ひがしかわ店2階
無料・予約不要
ゲスト:岸田春香さん(環境省東川自然保護官事務所)
 私たち登山者がいつもお世話になっている登山道。一般の道路のように、登山道は国道や道道なのでしょうか?道が傷んだときは誰が修復しているのでしょう?酷い登山道に対するクレームはどこへ?そんな素朴な疑問にお答えするとともに、トークゲストに環境省東川自然保護官事務所の岸田春香さんをお迎えし、「大雪山グレード」と「保全対策ランク」という新しい考え方を紹介します。

⚫︎講座2
巡検「登山道の問題点を知る」
8月23日(日) 5時45分 旭岳ロープウェイ山麓駅集合
コース:旭岳〜間宮岳〜中岳温泉〜姿見駅
¥3000(保険料込み・ロープウェー代別)
 登山道はなぜ傷むのでしょうか?そして、どのように修復しているのでしょうか?実際に山を歩いて、登山道の侵食現場を見、道が傷んでいくメカニズムを探ります。さらに実際の修復現場を観察し、修復の効果と問題点を考えます。
※登山中級程度の体力が必要です。体調不良などによるリタイアは、ご自身で判断願います。

⚫︎講座3
登山道保全技術セミナー「たまには山へ恩返し」
9月6日(日)  8時 旭岳ロープウェイ山麓駅集合
悪天時中止 無料(保険料・ロープウェー代込み) 要予約
講師:岡崎哲三さん(北海道山岳整備代表社員)
共催:北海道
助成:旭岳ファンクラブ環境保全基金
 自然環境が厳しい大雪山では登山道は放っておけば壊れるため、維持管理が必須です。実際に「道直し」を体験し、いつもお世話になっている山へ"恩返し"してみませんか。講師には、登山道整備の第一人者・北海道山岳整備の岡崎哲三さんをお迎えします。