2010-06-29

旭岳-裾合平の開花状況

ロープウェイ姿見駅から旭岳に登り、間宮岳・中岳温泉・裾合平を経由し姿見駅に戻る周遊コースの開花状況です。写真と簡単なコメントのみ。

エゾコザクラ(姿見平)

イワブクロ(姿見展望台)

キバナシャクナゲ(旭岳山頂)

キバナシャクナゲ(裏旭コル)

エゾノツガザクラ(裏旭コル~熊ヶ岳肩)

チングルマ(裏旭コル~熊ヶ岳肩)

タカネスミレ(熊ヶ岳肩)

タカネスミレ(熊ヶ岳肩)

イワウメ(熊ヶ岳肩~間宮分岐)

ミヤマキンバイ(間宮分岐~中岳分岐)

チシマクモマグサ(間宮分岐~中岳分岐)

エゾイワツメクサ(間宮分岐~中岳分岐)

チングルマ(中岳温泉上)

エゾノツガザクラ(中岳温泉上)

旭岳-裾合平の積雪状況

ロープウェイ姿見駅から旭岳に登り、間宮岳・中岳温泉・裾合平を経由し姿見駅に戻る周遊コースの積雪状況です。7月に入りかなり慌ただしいので、とりあえず写真と簡単なコメントのみ。

姿見の池:まだまだ雪の下。


姿見の池~旭岳山頂:雪無し


旭岳東面:6月にしては上部の雪融けが早いか。


裏旭野営場~間宮分岐~中岳分岐~中岳温泉:雪無し


裾合平:ほとんどが雪に覆われている。

裾合平東端:びっしりと雪。

裾合平西端・裾合分岐:ベンチも雪に隠れている。

白鳥の雪渓:夏にはぬかるむが今はまだ雪の下。


裾合平分岐~姿見平:登山道を横切る谷は全て雪に埋まっている。平坦で歩きやすい。


すりばち池:周囲の斜面に雪が多く残るが水面はほとんど明いている。

2010-06-27

神居尻山の花

樺戸山塊にある神居尻山は1000mに満たない低山であるにもかかわらず、景色を眺めながらゆるやかな稜線周遊が楽しめる素敵な山です。いつもは5月か10月の低山でも暑くない時季に登る山なのですが、今回初めて6月末に登ってみました。

オホーツクで37度だかの猛暑日になったこの日、もちろん神居尻山も猛烈に暑かったのですが、意外な発見がありひととき暑さを忘れるほどでした。意外な発見とは、“花”です。

山頂直下の急峻な谷地形。5月に通っても10月に見下ろしても植物の気配はほとんどない場所なのですが、今日は違いました。

様々なお花が咲き乱れていたのです。

セリ科・・・なんですが・・・。エゾヤマゼンコ?とか。

エゾカンゾウとか。

ヨツバシオガマとか。

マメ科の・・・イワオウギ?とか。

ミヤマアズマギクとか。

まさかこんなに一面花で覆われるのだとは思いも寄りませんでした。いつもとは異なる時季に訪れるのは面白いものです。

2010-06-25

NHKアーカイブス

6月27日(日)午後1時35分~2時45分にNHK総合でNHKアーカイブス「神々の遊ぶ庭 大雪山の花畑」が放送されます。
ゲストとして代表・佐久間が出演しますので、よろしければご覧になってください。

なお、北海道・広島では放送日が異なり、7月4日(日)となりますのでご注意を。

2010-06-24

崕山モニター登山会・2日目

朝方、旭川を出る時にはびっくりするような大雨が降っていました。玄関から車までの数メートルの間にびしょ濡れになってしまうような激しい雨でした。この分じゃ今日の登山は中止だろうなあ。と思いながら、一応集合場所の芦別市内道の駅に移動します。

集まった参加者の皆さんは一様にあきらめ顔。酷い雨ですね、なんて言いながらバスに乗り込みます。「取り合えず登山口までは行ってみる」と主催者の方がおっしゃいましたので。

林道に入ってしばらく行くと、他では見たことがないような立派なゲートが設置されていました。これならバイクでも侵入するのは難しいでしょう。

登山口に到着し、バスから降りた面々。じゃんじゃん降りしきる雨の中、見つめるその先には・・・

崕山の南端。石灰岩の岩峰が思いの外近くに見えていました。10分ほど景色を見ていると、「今日の登山は中止」との主催者発表がありました。ま、当然でしょう。一人でなら無理して行くかもしれませんが、人を導く立場では、この状態で催行できるはずがありません。今日のコースには徒渉が2回あるらしいのですが、川の流れは真っ茶色の濁流になっていましたから。

1時間かけて道の駅に戻り、計2時間のドライブは終了。モニター登山会も終了。聞けば、長い登山会の歴史の中でも中止となったのは今回が3回目なのだそうです。なんと間の悪い・・・。とりあえず、来年優先的に参加させてもらえると言うことですので、それを楽しみにしましょう。

2010-06-23

崕山モニター登山会・1日目

現在、入山規制がかけられている崕山。大手を振って(?)登れるのは、年に数回行われるモニター登山会の時のみです。そのモニター登山会に初めて参加してきました。

1日目は芦別市内での学習会です。道の駅併設の施設でみんなでお勉強します。

崕山山頂付近のジオラマを目の前にして色々なお話を聞きます。最も印象的だったのは、崕山の石灰岩を採掘するための鉱区設定申請が今でもあるということ。よくもそんな厚顔無恥なことをする企業があるものです。まかり間違ってそんな申請が通ったりしたら・・・。このご時世、まさかそんなことはあるまいと思いますが、盗掘とか過剰利用とかよりもはるかに重要な問題ですよね。

学習会は3時間ほどで終了。ちょっと短いかな。せっかく今日1日休みにして来ているのですから、もっと時間をとって本格的に勉強したいところです。

明日は崕山に登ります。予報は雨。

2010-06-22

北日高の花

伏美岳から1967峰の間に咲いていた花々です。まずは伏美岳に至るまでの樹林帯の花から。

ウコンウツギ。先日天人峡で遠目に見ましたが、間近に見たのはこれがシーズン初。まだ咲いたばかりの瑞々しさが残っています。

足下にはツマトリソウ。これは今年初めて見ました。

シラネアオイはかなり目立って群生していました。これも今年初めてかな?

ハイマツも赤い花を咲かせていました。

ピパイロ岳から1967峰の間に咲いていた花はこちら。

これは初めて見た花です。ヨツバシオガマ・タカネシオガマに似ていますが、葉がそのどちらとも異なっています。帰宅して調べたところ、おそらくミヤマシオガマでしょう。

これも初めて見た花です。なんとかエンドウとか、なんとかゲンゲという名前が付いていることは想像に難くありません。これも帰宅して調べたところ、おそらくヒダカミヤマノエンドウらしいことがわかりました。

チシマキンレイカ。シーズン初ですが、大雪山ではよく見る花です。

一番の驚きはこれ。ツクモグサ。こんなところに生えていたんですね。ニペソツ山の群落よりもはるかに多くの株が見られます。

普段来ない山域には普段見なれない花が沢山あって面白いものです。

伏美岳より1967峰・2日目

昨夜(と言ってもまだ明るい)19時から8時間たっぷりと睡眠をとり、今朝は3時起床。すでに薄明るいのが今時季の北海道のいいところ。そそくさと朝食を済ませて4時に出発!

昨日よりもはるかに濃い霧の中、まずは1967峰を目指します。ほとんど雪を踏んでいけるので楽々。

濃霧の1967峰山頂。慎ましげに置いてある標識がなければ、ここが山頂とは気づかずに通り過ぎてしまいそうです。

1967峰から北戸蔦別岳方面に向けて進みます。今まで以上に岩とハイマツが目立ちます。

全く何も見えない中、北戸蔦別岳の手前の手前、標高点1856に到着。北戸蔦別岳まではあとわずかですが、時間の関係でここで引き返すことにしました。

全く何も見えないまま今日は一日終わるかと思ったそのとき、にわかに雲に隙間ができて青空がのぞいたのです。

青空の領域はどんどん広がっていき、1967峰に戻ってきたときにはご覧の通り。ああ、やっぱり太陽って良い・・・。

1967峰山頂で山座同定する佐久間。あまり日高になじみがない私たちはひとつずつ確認していかなければわからない山が多いのです。ちなみに雲から現れ始めているのは幌尻岳です。

40分ほど景色を楽しみ、帰途につきます。ピパイロ岳へと続く稜線がきれいです。

テントを張った1793コルへ帰着。昨日も今朝も見えなかった1967峰が間近に聳えています。右も左も前も後も、どこを向いても山山山。展望の良いテント場です。

昨日見られなかった山々を眺めながらの帰り道。谷を刻んでどこまでも続く日高の山並みは、平坦に広がる大雪山のそれとは違った魅力がありますね。

ピパイロ岳から見る1967峰とそこに続く稜線。

ピパイロ岳から見る日高の山並み。左から、伏美岳・妙敷山・十勝幌尻岳・札内岳・エサオマントッタベツ岳・カムイエクウチカウシ山・ナメワッカ岳・幌尻岳・戸蔦別岳・北戸蔦別岳・1967峰。朝、あんなにガスってたのに、よくぞここまで晴れてくれたものです。

あまりゆっくりしてもいられません。ここから伏美岳に戻るのが一苦労なのですから。