2013-03-31

木登りクマの跡

早い年だと2月中にクマの足跡にお目にかかるのですが、今年は3月も終わるというのにまだ出会っていません。代わりに、今日面白いものを見てきました。

トドマツにつけられたクマの爪痕。これだけならそう珍しくもありませんが、なんとこれは、

少し離れて向かい合うトドマツにも同じような爪痕がついていたのです(真ん中の木が上写真のトドマツ)。

爪痕は雪面1m50cmくらいの高さから、幹のかなり上の方までずっと続いています。おそらく、二本のトドマツに両手両足を突っ張るようにして登っていった跡なのでしょう。

見上げるとトドマツの間にはコクワのツルが垂れ下がっていました。昨年秋に実を取るために頑張って登ったのかな?

2013-03-27

差し替え&敗者復活

昨夜行われた「10周年記念写真集選考委員会」の最終選考で、こちらが選出した候補よりもこちらの方が良いという「差し替え」が2点、選外にもれたけど是非写真集に入れてほしいという「敗者復活」が6点ありましたので、紹介します。


擂鉢池付近で撮影した厳冬期の旭岳。差し替え。


空撮されたヒサゴ沼とトムラウシ山。復活。


キトウシ森林公園のカタクリ。縦位置と差し替え。


雪から起き上がるナナカマド。復活。


日本では大雪山でしか見られないキバナシオガマ。復活。


木漏れ日に輝く朝霧。復活。


大雪山を象徴する生き物。ナキウサギ。復活。


真昼のトムラウシ山北沼。復活。

2013-03-20

厚い氷の板

最高気温がプラスの日が数日続き、その後に最低気温が-15℃の日があったりと、気温の上下が激しいこの頃。山の中の積雪もそれを反映してこんな風になっていました。

雪と氷の厚い板になっていたのです。

一番上は新雪がうっすらと積もり、その下に10cmほどの堅雪があり、そのまた下に厚い氷の層があり、その下が脆い雪。雪面をゆっくり歩くと堅雪の上にいられるのですが、少し体重をかけたりすると堅雪も氷も踏み抜いてずぶずぶ埋もれてしまいます。

雪の層見てみると直近の気象条件を反映していて面白いものです。

2013-03-15

最終選考会

 来る3月26日19時より旭川市市民活動交流センターCoCoDeにて、「山樂舎BEAR10周年記念写真集」最終選考会を開催します。
 というわけで、今回は最終選考に残った作品紹介のPart3。後は当日のお楽しみということで、皆さまのご参加をお待ちいたします。



穂になったチングルマ群落。緑岳第一花畑


朝日に輝くイワウメ群落。白雲岳火口


サンピラー。ワサビ沼


朝の山なみ。白雲岳より


日本一早い紅葉。北海沢周辺


ユウトムラウシ川上空より十勝連峰を望む。


ヒサゴ沼からニペソツ山を望む。


夕映えのカブト岩(空撮)


クワウンナイ・滝の瀬十三丁


朝焼けの高根ヶ原。緑岳より


グロッケンの妖怪。美瑛岳


満月とヒサゴ沼。


初冠雪。緑岳第一花畑


滑滝。クワウンナイ


朝の水脈。お鉢平


白雲岳と風衝地の花園。緑岳

2013-03-06

10周年記念写真集 part2

三月に入って最高気温がプラスの日も出てきて、ようやく少しずつ春へと季節が動き始めました。
3月26日の最終選考会にむけて「10周年記念写真集」第二次候補がエントリーされました。ここまではほぼ確実に写真集に掲載されるでしょう。以下写真とコメントです。


満開のカタクリ群落 キトウシ森林公園


新緑の空沼 高原温泉


残雪のストライプ 白雲岳より旭岳


盛夏の忠別沼


紅葉 三川台よりユートムラウシ源流部


厳冬の朝 ブヨ沢源頭


モルゲンロート 平山より表大雪


朝の北沼 トムラウシ山


夕映えの雪渓 中岳温泉


早朝の沼ノ原よりトムラウシ山を望む


十勝岳の夕映え 美瑛岳より


滝雲 カミホロカメトク山より