2018-09-03

アイヌ語地名を歩く ~山田秀三の地名研究から~  2018 層雲峡

 先月21日から層雲峡ビジターセンターでは「北海道博物館第4回アイヌ文化巡回展 アイヌ語地名を歩く ~山田秀三の地名研究から~ 2018層雲峡」と題したパネル展示が開催されています(会期は9月30日まで)。『北海道の地名』や『アイヌ語地名の研究』などの著作で知られるアイヌ語地名研究の第一人者、故・山田秀三(やまだ ひでぞう)氏の研究資料をパネルにして展示しています。
 山田氏が1971年に石狩川上流を調査した際に実際に使っていた5万分の1地形図(アイヌ語地名やメモ書きが残る)や、地名調査のために作成した手書きのアイヌ語地名地図(「石狩川上流大観図」)、調査時に撮影したカラー写真など、北海道博物館から提供をいただいた貴重な資料を展示しています。ふだんは見ることのできない貴重な資料ですので、この機会にぜひご覧になっていただきたいと思います。

問い合わせ:層雲峡ビジターセンター
電話:01658−9−4400(9時から17時)※期間中閉館日なし


会場のようす


会場のようす


調査時に携行した書き込みのある地形図


手書きの「石狩川上流大観図」

2018-05-01

層雲峡ビジターセンター アイヌ語地名講座「ニセイ」を歩く

 ニセイケシオマップ・ニセイノシキオマップ・ニセイチャロマップ・ニセイカウシペ・シュオプニセイ(大函)――。層雲峡には「ニセイ」のつく地名が目立ちますが、「ニセイ」は断崖絶壁を意味するアイヌ語で、150年前のアイヌ時代には現在の層雲峡地区はただ「ニセイ」とだけ呼ばれていたようです。講座では層雲峡地区に残る「ニセイ」地名をめぐります。

期間:5月19日20日,8月17日18日, 10月5日から9日
集合場所:層雲峡ビジターセンター
集合時刻:午前の部 09:00 午後の部 13:00(歩行:1時間程度)
※10月5日から9日は午後の部のみ
参加費:無料
対象:中学生以上
 ※未成年は保護者同伴。前日までに予約が必要。
定員:7名
服装:野外で活動できる服装