秋の定番ツアーと言えば赤岳-緑岳縦走。赤岳銀泉台から緑岳第一花畑まで、紅葉の見所が次々と現れます。ここを歩かずして大雪山の秋を語るなかれ、と断言してもいいくらい素敵なコースなのです。
ところが今年は、9月16日(今日)催行予定だった赤岳-緑岳縦走を中止せざるを得ませんでした。あまりにもあんまりなその理由は、寝ぼけてパジャマで山に行ったとか登山靴を忘れたとか目覚ましを掛け忘れたとか、そういうのでは一切なく、実はシャトルバスでした・・・
そもそもどうしてこの時季に赤岳から緑岳への縦走を行えるかといえば、両方の登山口まで臨時のシャトルバスが運行されているからです。大雪湖の駐車場に車を置いて、赤岳の登山口・銀泉台までバスで行き、緑岳の登山口・高原温泉まで歩き、そこから大雪湖までバスで戻ってくれば、お手軽に縦走が楽しめるという寸法です。
それが今年に限って、銀泉台行きと高原温泉行きのシャトルバスの運行期間が
ほとんど重なっていないとは!これじゃあ行ったきりで帰りの足がありません。縦走できません。しかもそれに気がついたのが催行のほんの2日前!それを知ったときの愕然!慄然!
ツアーの予定を組む時点ではシャトルバス運行の詳細がまだ決まっていないのですが、毎年行っていたツアーなので今年も当然行けるものだと油断していました・・・。
もし今回、何も気づかずツアーを催行していたら・・・下山口の高原温泉で帰りの足がなく立ちつくす私たち・・・考えると恐ろしくなります。登山口までの車道の状況や、バスとかロープウェイの運行状況とか、ツアー催行のためにはまめに確認しなければいけないのですね。反省。