2015-08-18

塩見岳代替山行のお知らせ

 来月(9月)下旬に予定していた南アルプス塩見岳の山行は、塩見小屋改修工事のため中止となり、代替山行として北アルプス・雲ノ平から双六岳縦走に急遽変更になりました。急な話で恐縮ですが、もし、興味のある方は24日くらいまでにご連絡いただければ、参加可能です。概要は以下の通りです。詳細はメールまたは佐久間携帯までご連絡ください。

プログラム名 北アルプス 雲ノ平

催行日 2015年9月25日〜9月30日

コース (歩行時間)
1日目 旭川空港⇒羽田空港⇒富山空港→富山駅
2日目 富山駅→折立→太郎平小屋:歩行5時間45分(6.1km)
3日目 太郎平小屋→薬師沢小屋→雲ノ平山荘泊:歩行6時間45分(8.1km)
4日目 雲ノ平山荘→鷲羽岳→双六小屋:歩行7時間40分(9.1km)
5日目 双六小屋→新穂高温泉バス停→富山駅:歩行7時間10分(12.3km)
6日目 富山駅→富山空港⇒羽田空港⇒旭川空港

料金 278,000円

2015-08-11

層雲峡ビジターセンター公開講座のお知らせ

タイトル:層雲峡地区の希少な景観資源を再認識する
日時:8月14日13時〜15時
場所:ホテル大雪(上川町層雲峡温泉)
講師:北海道大学大学院地球環境科学研究院教授 渡邉悌二さん
無料・要予約
申し込み・問い合わせ 層雲峡ビジターセンター
           電話01658-9-4400

内容:英語で「Sounkyo Gorge」として知られる層雲峡地区は、両岸に柱状節理がそそりたつ特異な景観から風光明媚な観光地として知られ、海外からの観光客も多く訪れる場所です。一方で、天城岩が崩落して通行中の車を直撃し死者が出た事故をきっかけとして、渓谷の核心部である小函周辺は現在通行止めとなり、貴重な景観資源を生かせない現状でもあります。そんな層雲峡地区を「景観資源」という視点から再認識し、観光への有効活用を、講師の渡邉先生とともに考えます。
 たくさんの皆さんのご参加をお待ちしております。

2015-07-22

死なない!登山術シリーズ 講座4 登山と下山の基本

登山と下山の基本
7月26日(日) 9時 旭岳ビジターセンター集合
¥3000(保険料込み)・要予約
 「無謀登山」とよく言われますが、では、無謀ではない登山とはどういう登山なのでしょうか。ヒトの体のつくりとエネルギー補給の観点から、"理にかなった"歩き方を、座学と実技で学びます。ストックの効果的な利用法も紹介します。バテやすい、膝が痛い、翌日の筋肉痛がひどい、という方、ぜひご参加下さい。

2015-07-10

南アルプス・塩見岳

 9月の本州山行・南アルプス塩見岳の締め切りが近づいております。
塩見岳は南アルプス中央部に位置し、長大な南アルプスにあって、山脈のどこからでも見ることができる特徴的な山容が登高欲をそそる山です。
下山後は、桜で有名な信州・高遠の落ち着いた街並みを楽しみます。ぜひこの機会にご参加下さい。催行はすでに決定しております。

塩見岳行程
9/25
旭川→新千歳空港→松本空港→鹿塩温泉泊(長野県大鹿村)
9/26
鹿塩温泉→鳥倉登山口→三伏峠小屋泊:歩行3時間
9/27
三伏峠小屋→本谷山→塩見小屋→塩見岳→塩見小屋泊:歩行5時間50分
9/28
塩見小屋→本谷山→三伏峠小屋→鳥倉登山口→高遠泊(長野県伊那市):歩行5時間10分
9/29
高遠市内観光→松本空港→新千歳空港→旭川

2015-07-01

オリジナルプログラム 緑岳・小泉岳 日程変更のお知らせ

 6月28日に催行予定だったオリジナルプログラム「緑岳・小泉岳」は、開花状況を見て、7月6日に日程変更となりました。
行きたかったけど、日程が合わなくて…と思っていた方は、ぜひご参加下さい。催行は決定しているので、前日までお申し込みOKです。
写真:緑岳 6/29

2015-06-24

層雲峡ビジターセンター短期インターンシップ募集


「自然を生業にしたい」学生のための短期インターンシップ

日本でいちばん広い大雪山国立公園の玄関口・層雲峡温泉は、夏の観光シーズンには国内・国 外を問わず多くのツーリストや登山者が訪れます。そんな層雲峡エリアの中核施設である層雲峡 ビジターセンターは、大雪山の自然を紹介する館内展示はもとより、リアルタイムの自然情報や 登山道情報・高山植物の開花情報・紅葉情報などの情報発信も積極的に行っています。また、地域 のパークボランティアの活動拠点でもあり、スタッフは大雪山に精通したベテラン揃いというユ ニークなビジターセンターです。 当センターは、夏でも涼しく快適なうえに、毎日温泉につかって疲れを癒せるという恵まれた 環境のもとで、山や自然にかかわる仕事に就きたいという夢を持っている方や、将来の仕事に自 然体験を生かしたいと考えている方を対象に、短期インターンというかたちで活躍の場を提供い たします。自然科学や環境保全について学んでいなくても、意欲ある若者ならどなたでも応募でき ます。

1.概要
インターン内容 大雪山国立公園内の自然の保全・活用に関する作業
詳細は 2 ページ「2.プログラム」以下参照

募集人数 2 名(複数名応募の際には審査選定します)

勤務期間 平成27年8月10日~8月25日(うち2日間休息日有)

主な勤務地 層雲峡ビジターセンター(北海道上川郡上川町層雲峡)

就業条件
詳細は 2 ページ「3.募集内容と選考方法」参照

短期インターンシップの魅力
日々ルーティーン業務をこなす一般的なインターンシップとは違い、当インターンシップ事業で は、ビジターセンターでの情報収集・情報発信業務をはじめ、環境省・林野庁・北海道・上川町 職員などの「山を守る」人たちとの保全作業、山岳ガイドなどの「山を活用する」人たちとの事 業実習をメインのプログラムとして設定しています。また、登山者向けの情報提供(ブログ更新・ ニュース等の制作)などのデスクワーク、環境省レンジャーやプロガイドなどが講師の座学・講座も あり、「自然を生業にしたい」人にとって、質量ともに入門合宿的な性格をもっています。

得られる体験
大雪山国立公園の保護と利用にかかわる現場で実地とデスクワークとを網羅的に体験できるプ ログラムを用意しています。 作業や講座等を通して、国立公園管理者・宿泊施設・ロープウェイ事業者・ガイド事業者など、 大雪山の自然を保護し活用する最前線のスタッフとの交流を通じて経験と人脈を築くことにより、 将来、「自然を生業」とする就職につなげるヒント・可能性が得られます。

インターン中に制作予定の成果物
『大雪山 山情報』(電子媒体・紙媒体)http://www.sounkyovc.net/trails/index.html
『大雪山 山だより』(電子媒体)http://www.sounkyovc.net/bbs/topics.cgi
注意喚起のパンフレットや散策路のセルフガイド冊子など

2.プログラム

作業内容
テーマ1.大雪山の自然・文化の魅力を発見する
・山岳パトロール(層雲峡・黒岳等)
・山岳ガイドツアー企画の補助(赤岳・姿見の池等)
・チセ(アイヌ家屋)作り体験(ポンモシリ)
テーマ2.大雪山の自然を保全する
・近自然工法による登山道補修作業(北海岳・姿見の池)
・山岳トイレの管理作業(黒岳石室) ・外来種侵入状況調査(黒岳等)
・ヒグマの生態観察活動(高原温泉)
テーマ3
.自然の魅力、自然の今ある課題を伝える・発信する
・ブログ更新・ニュース等の制作(机上作業)

座学・講座
・国立公園概論(大雪山国立公園の魅力とそれを守り活用する活動について)
・野生動物管理概論(ヒグマを主題に人と野生動物のあつれき対策について)
・外来生物概論/調査法(セイヨウオオマルハナバチを主題に課題と対策について)
・アイヌ建築(アイヌ家屋と住まい方について)
・プロガイド概論(ガイドの役割、ボランティアガイドとプロガイドの違いについて)
・ガイドツアー企画概論(ガイドプログラムの商品化の手順について)
・ジオパーク概論(火山である大雪山の魅力とジオパークの制度について)

3.募集内容と応募方法
募集対象
山や自然にかかわる仕事に就きたい方(自然科学系・環境保全系など)
将来の仕事に自然体験を生かしたいと考えている方(デザイン・アート系など)
募集人数
2名
勤務期間
2015年8月10日から8月25日まで

就業条件
期間中連続して就業できること。就業前日までに来ていただき、帰りは期間終了翌日になります
※早朝からの巡検や夜間講座もあります。就業期間中の宿泊費・食費(朝・夕)・保険加入費 (ボランティア保険)・講座等の講習費は原則として当方で負担いたしますが、勤務地までの交通費・勤務期間中の昼食等その他経費はご本人の負担になります。

勤務地
層雲峡ビジターセンターほか
※業務の範囲は大雪山国立公園内およびその周辺になります。

応募方法・選考方法
応募方法
下記必要事項を記入のうえ、スナップ写真一枚を添付して募集窓口までメールでお送りくださ い。
1.氏名
2.学校名
3.学科・学部名
4.学年
5.出身地
6.現住所
7.携帯番号
8.メールアドレス
9.このプログラムをどこで知りましたか?
10.関心を持った動機(※自由記述・字数制限なし。こちらの内容が選考対象になります)
自身の将来設計の中で
a.インターンシップをどう活かしたいですか? b.このプログラムに何を期待していますか? 11.その他・要望や疑問点など

申込み締切:7 月 20 日

選考方法
上記記入事項のうち、「10.関心を持った動機」の内容をもとに選考いたします。

選考通知:7 月 22 日

問い合わせ・インターン募集窓口
層雲峡ビジターセンター(担当・佐久間)
〒078-1701
北海道上川郡上川町層雲峡温泉
電話 01658-9-4400
メール sounkyovc@gmail.com

2015-06-09

15.06.08 本州山行「槍ヶ岳」について

 本州山行「槍ヶ岳」の締め切りが近づいて参りました。春にお送りした「夏山プログラム」では紙面の都合上あまり詳しい内容を掲載しておりませんので、この場を借りてお伝えいたします。
 初日は、旭川から千歳空港・信州まつもと空港経由で岐阜県の新穂高温泉へ入ります。
 山行初日になる2日目は、新穂高温泉から林道を歩き、白出沢から槍平小屋へ山道を歩きます。高低差は800mほど、槍平小屋は標高約1900mです。
 山行のハイライトになる3日目は、槍平から南岳を経由して槍ヶ岳山荘を目指します。天候によっては直接槍ヶ岳山荘へ向かう場合もあります。南岳から槍ヶ岳山荘までの3000m稜線歩きは、槍ヶ岳のピラッミド型のピークを正面に、振り返れば大切戸という大展望。このプログラムの白眉と言っていいでしょう。槍ヶ岳山荘は槍ヶ岳の肩に建つ大きな山小屋です。槍ヶ岳山荘は標高約3100mなので、槍平からの高度差は1200mほど、旭岳温泉からロープウェイを使わずに旭岳へ登るイメージです。
 山行の最終日である4日目は、朝一番で槍ヶ岳を目指します。標高3180m、日本で4番目に高い山頂です。登頂後は飛騨沢を一気に下り、槍平・穂高牧場経由で新穂高温泉まで歩きます。最後は車で高山へ向かいます。お送りした「夏山プログラム」では累積標高が星4つになっておりますが、槍ヶ岳登頂以外はほとんど下りの行程です。
 高山で一夜を過ごし、最終日は、有名な飛騨高山の朝市を見物し、松本空港へ。千歳経由で旭川へ帰ります。
 以上簡単に紹介いたしましたが、もっと詳しく知りたいという方は佐久間まで直接お問い合わせください。

2015-03-21

ことしもやります!連続登山講座「大雪山の歩きかた」 2015

死なない!登山術
 山で事故に遭い、ケガをしたり命を落とす人が後を絶ちません。亡くなったり行方不明になった人も、自宅を出るときは、無事で戻ってくるのが当然と思って出発します。では、何がどうなって無事に戻ってくることが出来なくなるのでしょう?この連続登山講座では、皆さんでリスクを体験し、"生死を分ける分岐点"を考えます。

⚫︎講座1
座学「山歩きに潜む"危険"を知る」
5月29日(金) 17時 モンベル大雪ひがしかわ店2階
無料・予約不要
 山岳遭難が多発する大雪山。なぜ事故が多いのか?どうして事故が起きるのか?防ぐ方法はあるのか?などなど……。あなたのギモンにお応えします。

⚫︎講座2
道迷いしない「地形図とコンパスの基礎」
①入門編
座学 6月6日(土) 10時 モンベル大雪ひがしかわ店2階    
   無料・要予約
実地 6月6日(土) 13時 キトウシ森林公園
   ¥2000(保険料込み)・要予約
※座学のみの受講可、実地のみは不可
②応用編
6月21日(日) 8時 ヒグマ情報センター前集合
¥3000(保険料込み)・要予約
 大雪山での遭難原因第1位は「道迷い」。事故が多発する残雪期のフィールドで、なぜ迷うのかを検証します。

⚫︎講座3
想定外? 山で日が暮れた!
7月19日(日) 15時 旭岳ビジターセンター集合
¥3000(保険料込み ロープウェー代別)・要予約
 想定外の原因で行程が遅れ、山中で日が暮れてしまったとき、どうしますか?実際に体験してみて、何が必要かを考えます。

⚫︎講座4
登山と下山の基本
7月26日(日) 9時 旭岳ビジターセンター集合
¥3000(保険料込み)・要予約
 「無謀登山」とよく言われますが、では、無謀ではない登山とはどういう登山なのでしょうか。ヒトの体のつくりとエネルギー補給の観点から、"理にかなった"歩き方を、座学と実技で学びます。ストックの効果的な利用法も紹介します。バテやすい、膝が痛い、翌日の筋肉痛がひどい、という方、ぜひご参加下さい。


山岳環境保全講座「自分の山は自分で守る」
 北アルプスなど本州の主要な山にくらべて、大雪山は登山道の整備状況が悪いとよく言われます。北アルプスと大雪山はどこがちがうのでしょう?なぜじゅうぶんな整備ができないのでしょう?背景を考えるとともに、実際に登山道の修復を経験することで、登山道への理解を深めます。

⚫︎講座1
座学「登山道を考える」
8月20日(木) 17時 モンベル大雪ひがしかわ店2階
無料・予約不要
ゲスト:岸田春香さん(環境省東川自然保護官事務所)
 私たち登山者がいつもお世話になっている登山道。一般の道路のように、登山道は国道や道道なのでしょうか?道が傷んだときは誰が修復しているのでしょう?酷い登山道に対するクレームはどこへ?そんな素朴な疑問にお答えするとともに、トークゲストに環境省東川自然保護官事務所の岸田春香さんをお迎えし、「大雪山グレード」と「保全対策ランク」という新しい考え方を紹介します。

⚫︎講座2
巡検「登山道の問題点を知る」
8月23日(日) 5時45分 旭岳ロープウェイ山麓駅集合
コース:旭岳〜間宮岳〜中岳温泉〜姿見駅
¥3000(保険料込み・ロープウェー代別)
 登山道はなぜ傷むのでしょうか?そして、どのように修復しているのでしょうか?実際に山を歩いて、登山道の侵食現場を見、道が傷んでいくメカニズムを探ります。さらに実際の修復現場を観察し、修復の効果と問題点を考えます。
※登山中級程度の体力が必要です。体調不良などによるリタイアは、ご自身で判断願います。

⚫︎講座3
登山道保全技術セミナー「たまには山へ恩返し」
9月6日(日)  8時 旭岳ロープウェイ山麓駅集合
悪天時中止 無料(保険料・ロープウェー代込み) 要予約
講師:岡崎哲三さん(北海道山岳整備代表社員)
共催:北海道
助成:旭岳ファンクラブ環境保全基金
 自然環境が厳しい大雪山では登山道は放っておけば壊れるため、維持管理が必須です。実際に「道直し」を体験し、いつもお世話になっている山へ"恩返し"してみませんか。講師には、登山道整備の第一人者・北海道山岳整備の岡崎哲三さんをお迎えします。