2007-04-30

シーズン最後の尻滑り?

ゴールデンウィークも今日で前半を終えました。一面雪に覆われた山の季節はそろそろ終わりに近づいてきています。ということは、こんな遊びができるのもあとわずか。
雪の斜面を尻滑り。ある程度傾斜がある斜面をみつけると、思わず腰を下ろして滑り降りたくなってしまうものです。残りわずかとなった尻滑りシーズン。存分に楽しみましょう!

写真:尻滑りインストラクター佐久間弘による尻滑りデモンストレーション

2007-04-29

歩いた歩いた

昨日の大麓山ツアー。所要時間9時間21分でスノーシューツアーとしては破格の長時間歩行でした。

歩いた距離はなんと19.3km。昨年の夏山ツアーの最長距離が“当麻岳-北鎮岳周遊”の18.0kmですから、それを軽く上回り、歩行距離年間第一位の座を奪取したことになります。スノーシューを履いてこれだけ歩くというのは今までにないことです。

スノーシューシーズンの締め、というよりは、夏山シーズンの幕開け、といったほうがしっくりくる長距離歩行の一日でした。

2007-04-27

なごり雪

朝6時・旭川。雪、降ってますねえ。

今までで一番遅く降った雪は、記憶している限りではゴールデンウィーク・・・だったかな。大学に入学したばかりの紅顔の美少年。グラウンドでサッカーしているときに、びゅーびゅーと雪に襲われたことを思い出します。

窓を開けてドライブするほど暖かかったり、一転して雪が降るほど冷え込んだり。行きつ戻りつ北海道の春です。

2007-04-25

湯加減やや熱め

中岳温泉へ様子を見に行って来ました。
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その時俺は風になるんだぜ

ふわふわ綿雲が気持ちよさそうに空に浮かび、太陽の光が車内をぬくぬくにする晴れた日の午後。あまりに暖かいので車の窓を開けたまま走りました。

流れ込む風はもう冬の冷たさを感じさせず、さわやかな春のそれ。まっすぐな道の向こうにはうっすらと暑寒別岳。山歩きの疲れも吹き飛ぶ快適ドライブ日和でした。

咲いたリュウキンカ

ポロシリ山の登山口付近、標高約100mの林道沿い。リュウキンカの花を今年初確認しました。

雪解け水がさらさら流れる中に、咲いているリュウキンカ5~6株、これから咲こうとしている蕾その4倍くらい。

花の季節の始まりですね。

2007-04-24

ポロシリ山

そろそろ夏山プログラムも始まろうかというこの時期ですが、来年のスノーシュープログラム用に下見をしてきました。留萌のポロシリ山です。深川留萌自動車道が留萌幌糠ICまで伸びたことで登山口までの移動が非常に楽になっています。


車で行けるのは樽真布ダムまで。その先はまだ除雪されていません。尾根取り付き地点まで2.4kmほど林道をたどります。

初めてポロシリ山が見えたら、そこが尾根の取り付き。標高132m。山の上を流れる綿雲がきれいですね。あそこまで登りますよー。

じっとしていても暖かで、歩いていると暑い感じ。雪解け水が勢いよく流れています。

急斜面では全層雪崩の跡。ポロシリ山の東面には急斜面が多く、あちこちに雪崩た跡がありました。ルート選びは地形図を慎重に読んで。

標高259m・296mとたどって572mに到着。一旦平らになり、細い吊り尾根を渡ります。向かって右側斜面に着いた雪が今にも谷に崩れ落ちそうでした。

山頂は平らで広い!木もまばらで景色を楽しむには良いですね。

一番良く見えるのは三頭山方面。大雪山も見えるようなのですが、今日は遠くが霞んで隠れています。

登り所要2時間。 体力的にはお手軽な山と言えるでしょう。それでこの景色なのですから、また来たくなります。

帰りは一つ北側の尾根を使って下りました。

2007-04-23

広報ひがしかわ

すっかり忘れていましたが、広報ひがしかわ4月号に原稿を書きました。最近の広報誌はどこのものもウェブ上に公開されていますね。東川町も例に漏れず、拙文もこちらからご覧いただけます。興味を持たれた方は“大雪山の素顔・短歌・俳句”のページをどうぞ。

恵まれた環境

夕方まで事務仕事に精を出し、その後いそいそと着替えて東川小学校に出かけました。昨年から始めたサッカー少年団の指導です。

東川町の中心部にあるグラウンドからは、周囲を取り囲む建物や木々の間から、ちらりちらりと大雪山が見えます。今日のように青空が広がった春の日には、陽光を浴びて輝く白い峰のきれいなこと。

東川に生まれ育った子供たちにとっては当たり前の風景なのでしょうが、見上げれば山というこの環境は恵まれていること間違いありません。

山とサッカーと子供、三つの好きなものに囲まれて至福のひとときを過ごしてきました。

自転車でカタクリ

自転車でキトウシ森林公園のカタクリの開花状況を見に行って来ました。さて、どうなっているでしょう?
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2007-04-21

コメントを書き込むには・・・?

「コメントを書きこみたいのだけど、なんだか難しくて・・・」
というようなご意見をたまにいただきます。

というわけで、今日はコメント投稿の方法について説明しましょう。


<コメント投稿の方法>

<ステップ1>
投稿したい記事の右下に“0コメント”(頭の数字は時により異なります)と書いてあります。見つけたらそれをクリック。


すると画面が↓のように切り替わります。

<ステップ2>
一番上の四角い枠の中にコメントを書き込みましょう。疑問・注文・励まし・グチ・人生相談などなど内容はなんでもかまいません。

<ステップ3>
“文字の確認”欄に、上に表示されている文字を半角英数で打ち込みます。

<ステップ4>
“個人情報を選択”欄では“その他”を選んでください。すると名前を記入する欄が現れますので、そこにお名前を書き入れます。もちろん本名である必要はありませんからご安心を。ここに何も書かないと、投稿者名が“匿名”になってしまい、ちょっと悲しくなります。

<ステップ5>
ここまでできたら後は一番下のオレンジのボタン“コメントを公開する”をクリックするだけ!超簡単!


書き込まれているコメントを読むのは嬉しいもの。あなたの清き一投稿を!

2007-04-20

夏山モード

ゴールデンウィークを目前に控え、スノーシューシーズンが最後の盛り上がりをみせる今日この頃ではありますが、山楽舎BEARはすでに夏山モードになりつつあります。

1)5月から8月までの夏山プログラムがHP上で公開されました。新緑を楽しむ残雪期の山から、利尻・斜里・幌尻などのなかなか行けない遠方の山まで、幅広く取りそろえております。トムラウシ縦走も2回ありますよ。

2)同じくHPの“今日の一枚”が冬編から春編に衣替え。中にはセスナから撮った秘蔵の空撮写真もあったりします。残雪の山々の美しさをご堪能あれ。

毎年のことながら、季節の過ぎゆくのは本当に早いもの。きっとすぐに紅葉の時季が来るのでしょうね。

2007-04-18

浜益御殿(さくまたっぷり)

旭川6時発で浜益御殿の下見に行ってきました。冬場はあまり早く出発することがないので、久しぶりの早起き早出となりました。もうすぐ3時・4時起床当たり前の季節がやってくるので、その前哨戦といった感じでしょうか。

2時間半弱で登山口に到着。林道には除雪は入っていないものの、標高180mくらいまでは車で行くことができました。ゴールデンウィークのツアー本番にはもっと高いところまで行けるようになるでしょう。ここから山頂までは3時間から4時間くらいかかるかな?雪が多くなるところまでスノーシューを手に持って、いざ出発。

出発から1時間。姿を現した浜益御殿。青空の下で見る山はいつだってきれいです。

道半ば。スノーモビル乗り入れ禁止の告知幕をくぐって。

なんだか雲行きが怪しくなってきましたよ。さっきまで暑いくらいに降り注いでいた陽射しはどこへ?日本海をバックに開けた視界の中を登り続けます。

山頂への最後の登り。雪庇にはくれぐれも気をつけて!

広く開放感のある山頂。所要3時間30分は予定通りです。浜益岳が間近に聳え、暑寒別岳がその後に陣取っています。増毛山地の綺羅星が一望の下。ただ、スタート直後には見えていた積丹半島や羊蹄山が雲に隠れてしまったのが残念です。まあ景色は本番に取っておくことにします。

日本海へ向かって下る道。終始景色を眺められ、往復15kmと長い割には疲れを感じませんでした。次回はぜひ晴れて欲しいものです。

2007-04-16

マルハナバチ説明会

上川町かみんぐホールで行われた「セイヨウオオマルハナバチの防除に関する説明会」に参加した。
説明会のなかで東京大学の鷲谷教授から「四月から六月にかけて、営巣に成功した女王蜂の捕獲がいちばん効果的」という報告があった。営巣に成功した女王蜂は、花粉団子をつけているのでわかりやすいのだという。
つまり、毎年四月から六月にかけての時期に女王蜂をどれだけ捕獲できるかに、大雪山を「セイヨウ」の侵略から護れるかがかかっているともいえる。
市民による監視活動の結果はGoogle map でも見ることができる。

結構なお点前で・・・

今日は大阪からいらした6人グループの皆様を姿見コースにご案内しました。姿見の池展望台に到着し、しばし休憩を告げると、なにやらザックの中から出てきましたよ・・・

これを、

こうして、

こうなって!

雪の中の野点です。なんでもグループの中にお茶の先生がいらっしゃるのだとか。標高1675mで真っ白な雪原を眺めながらのお茶の時間。生まれて初めての茶事をこんな素敵な場所で経験することができました。優雅・・・

2007-04-15

白一色の世界

今日の姿見の池は濃いガスに覆われて白一色の世界。ほんの10mほど離れただけでこの始末。
大きな駅舎ですら、すぐそこにあるはずなのに影も形もわからないほど。ガスだか雪面だか判断のつかない真っ白な中にいると、平衡感覚は狂い目はちかちか。

どんなに歩き慣れたコースでも、地図とコンパスで進む方向を定めていても、目的地が見えないというのはやっぱり不安なもの。普段いかに視覚だけに頼って歩いているかを痛感する白一色の世界でした。

2007-04-13

晴れのち(山頂で)曇り

昨日の快晴に気をよくして、やってきました上忠別山。この青空、昨日の天気はまだ続いているようです。今日も山頂から良い写真を撮るぞー、おー。

木の間からのぞく上忠別山。2ヶ月前に登ったときには3時間以上かかった道のりが、今日は2時間ほどですみました。雪が締まっていい感じに歩けます。早く景色景色・・・

ところが歩いているうちに雲がもくもく湧いてきて、高い山々は隠されてしまったのです!旭岳、雰囲気だけ。

トムラウシ、なんとなく。

「期待せずに山頂で快晴」の昨日とは全く逆、「期待していたのに山頂で曇り」になってしまいました。残念。

2007-04-12

長い、長いよ、夏山より!

朝起きると窓の外は真っ白。だーっと雪が降っています。今日は大麓山への下見の日。天気が悪いのは予想通りなので気にせず出発するも、美瑛を越えたあたりから猛吹雪でどの車もライトを着けてノロノロ運転です。これ以上悪くなるとちょっとつらいなあ・・・。

歩き出しは当然雪の降りしきる中。景色は見えませんが、がんばっていきますか。

長い長ーい林道歩き、長い長ーい樹林歩きを経て、標高1100mあたりまで来ましたら。
おお、あれはもしや大麓山ではないですか!朝の吹雪がウソのように青空が広がっていました!かなりの距離を歩いてぐったりとなりかけていましたが、これで最後の一登りをする気力が湧いてきましたよ。

最後の登りはダケカンバや、

エゾマツの樹氷を愛でながら。まさか今日こんな色の空を拝めるなんて・・・。全く期待していなかっただけに嬉しさもひとしお。

そしてついにようやくやってきたぜ大麓山山頂。下ホロカメトックがすぐ目の前に。

トウヤウスベ越しの十勝連峰。富良野岳を中心に。

あまりゆっくり景色を楽しんでいる余裕もないので、5分ほど写真を撮って名残惜しくも下りにかかります。そしてまた長い長ーい林道歩きやら樹林歩きやらを経て、下山時刻は17時20分、所要計7時間40分。今日歩いた距離はヘタすると夏山より長いですな。

帰り際、山部へ抜ける道すがら。夕日に染まった大麓山。あんな遠くまで歩いたんだなあ。がんばったがんばった。

2007-04-09

一枚脱ぎ二枚脱ぎ

本当に暖かくなってきた4月もそろそろ中旬。土日のツアーでも春の陽気を感じてきました。

快晴の土曜日。太陽が直接あたって暑いこと暑いこと。一番外に着るのはもうすでに夏用の雨具にしているのですが、それすらも歩いているうちに脱ぎたくなります。結局下る頃には上下とも脱ぎ捨てて、夏山とほぼ変わらぬ服装になりました。

雪と霧の日曜日。さすがに土曜日よりは気温は低かったのですが、それでも40分ほどのお昼休憩中に寒さを感じることはありませんでした。休憩中寒くない、歩き出すときに体が冷え切っていないというのはありがたいもの。

いい季節になりました。

2007-04-08

三度目の正直

仕事柄いろいろな山に数多く登りますが、不思議なもので何度行っても行くたび晴れる山があるかと思えば、一方では毎度毎度天気が悪い山があったりします。

たとえば、昨日登った那英山は今シーズン二度登って二度とも雲にまかれた山です。山頂からの景色は全く見えず、巡り合わせが悪いのかと嘆息していたのですが・・・

三度目にしてようやく晴れてくれました。それも文句のつけようがない最高の青空です!これを機会に毎回晴れる山になってくれるといいですね。

旭岳~トムラウシ~十勝連峰がきれいに見える大雪山の展望台、那英山だったのです。

2007-04-07

初ふきのとう

日当たりの良い道路わき。まだ茶一色の地面の所々に薄緑のふきのとうが飛び出ていました。
旭川のニュースではもう2週間ほど前にふきのとうが出ていると報じられていましたが、私にとっては今年初。あのちんまりしたかわいらしい姿を見ると、今年も春が来たなあとしみじみ思うわけです。

2007-04-04

東川の春

東川町内で会議に出席した帰り。
ぽかぽか陽気で車の中は暑いほど。
田んぼの雪もずいぶんと少なくなっていました。


もう少しで水が入れられて、またあの風景が見られるかと思うとわくわくしてきます。

2007-04-02

春眠暁を覚える

春は寝心地が良いから朝になってもつい寝過ごしてしまう。

なんていうのは人間だけのようで、春になったらしっかりお目覚めする方たちもちゃーんといます。


今年初めて見たヒグマの足跡。後ろ足ですな。横幅15cm。なかなかビッグです。

標高600m程度、防風林をたどって沢から沢へ移動した跡のようです。上野動物園のクマも冬眠から目覚めたようですが、北海道のヒグマは今起きて食べるものがあるのでしょうか?春に食べる植物はまだ雪の下ですよね・・・